映画館でスペイン人に出会った話は後で

半年以上ブログを書かなかったが特に意味は無い。

半年間で見た映画(覚えているだけ)

  • ワールドウォーZ

ブラビが主演のゾンビ映画(プロデューサーもした)
上映前の予告編ではかなり盛り上がった*1がふたを開けてみたらブラピがゾンビから逃げる為に世界中を旅して、ゾンビから逃げる為に飛行機を墜落させて、最終的にペプシのCMをする*2。どうしようもない映画。

ライブしていたらゾンビが音に反応してコンニチワするシーンやゾンビの大群がウワーって走ってくるシーンなんかは迫力があって良かった。
それだけ。

飛行機事故から奇跡的に助かった乗客達のメンタルカウンセラーになった主人公が、乗客から事故の状況を聞いていくうちに。事故の裏に隠れていた真相に気づいてしまい、告発しようとすると乗客が一人ずつ消えていく。社会派ミステリー。

だと思ったら違っていて肩透かしを食らった映画。劇中に謎の老婆や意味深な言葉を話す人なんかが出てきて時間が経つたびに「あれ、主人公って○○なんじゃね」って分かるけどさ。

  • ウォームボディーズ

ゾンビになった主人公の青年が人間の少女に恋をする。ゾンビ映画業界でも珍しい恋愛モノ。ゆえにグロ描写があんまりない。
恋愛モノなので彼女とか彼氏とかいる奴らが土曜の夜にキャッキャ言いながら観るのが正解なんじゃないですかね。
おっさんが一人で見ていると侘しさを覚えた。

第9地区とかチャッピーの監督が作った近未来の超格差社会を舞台にした映画。照射線を浴びて余命5日になってしまった身体を治し、幼馴染の娘の白血病を治すべく、身体をサイボーグ化(?)した主人公が宇宙空間にあるセレブの世界に乗り込んでドンパチする映画。はっきり言って面白かった。最後の展開にはカタルシスを感じた。アクションもかっこよかったけど、武器が洋ゲーに出てくるようなお洒落カッコイイ武器なのが良い。第9地区に続いて、世界観で勝利しているんだよなー。

  • 劇場版コワすぎ最終章。

視聴者から送られてきた心霊映像の真相を調べDVDにして販売している映像会社のスタッフ三人に降りかかる衝撃映像を収録したテイのPOV作品。
全ての怪奇現象に暴力で対抗するディレクター工藤と、その凶行を制御しようとするアシスタントディレクター市川、いかなる状況でもカメラを手放さない田代の三人は数々の衝撃映像をカメラに収めてきたが、前作にて工藤と市川が異次元に飲み込まれて消息不明になってしまう。二人を現世に呼び戻す為に田代は謎の男江野のチカラを借りて狂気の所業を行い始める。
オカルトの江野くんが登場して、自分の世界では白石だった田代を助ける展開は良かった。
登場人物も多く映像は殆ど夜だったが場面展開が多かったのも豪華だった。工藤と市川のチェンジが必要な演出だったのかはいまだに考えるところである。アレなくてもいい気が・・・。

  • ゴーンガール

デビット・フィンチャーの映画。(これだけで内容の7割が伝わる)
つまりは、見終わった後に後味が悪くなって喋る気力が失われる映画。
2時間以上あるんだけど、物語の展開のテンポの良さやミステリー要素でグイグイ引きこまれていって「この後どうなるんじゃい?」って終盤食い入るようにみたらアレですわ。ホントやんなった。(女性が見たら、また違う意見だろうけど)
「超豪華な劇場版昼ドラ」と言っても、ある意味間違ってない。
往年の作品に比べてグロは少なめ。血は出るけど。

  • 万能鑑定士Q

序盤の15分くらいはすっごく面白い。(最近の邦画は序盤にチカラ入れすぎなんよ。最初がクライマックスってエロゲかよ)
中盤の鑑定士試験はまぁまぁ。Qのキャラクター性を掴みきれていないうちにいろいろあるから入り込めはしない*3
終盤の展開では、「あぁ、そっすか・・・」って感じ。
序盤のワクワクをどんどん削いでいって、「どや、壮大やろ!!」と言われて終わる。
俺はダヴィンチコードで満足です。

「ノーラン映画だから、小難しい話なんでしょ」と思って観たら。随分、分かりやすく「親父が宇宙のかなたに人が住める惑星を探しにいったら色々あった」適度の理解しか出来なかったけど、それでも最後まで楽しく見れた。終盤の本棚は科学的知識がない俺にとっては最早ファンタジーだったけど。夢があって良かったぞい。
ホント良い映画。(ブラックホールが最新科学ではこんな形なんだぜ!と描かれたブラックホールがプレアデスにも登場していたなー)

「うわー変態だ!!!」
「でも、すっごい筋肉(うっとり)」
って映画。
GYAOで無料放送していたから観た。
見る前に、「金を出す価値はゼロだと思うからコレでいいや」で再生して「うん、金を出す価値はゼロだったし、なによりコレは借りる事が恥ずかしい」と納得。
主役の鈴木亮平さんの役に対する姿勢が凄すぎた。
福田監督の作品は苦手。

  • 二流小説家

「数々の賞を受賞した海外小説が邦画化」って売り文句に、なんで邦画やねん!と思いつつも気になったので観た。
主役が上川隆也で連続殺人犯役が武田真治ってだけでVシネの匂いしかしないけど、一応どっかの映画館で上映したらしい。
内容はすっごく王道なミステリーモノ。連続殺人犯から自分の半生を小説にしないかと持ちかけられた小説家が殺人犯と話し合ううちに殺人事件に巻き込まれてしまうって言う感じ。
読み物として面白そうなだけで映像化すると地味な映画になってしまった感じだったな、低予算邦画ってのがまた地味に拍車を掛けていて。

剣心から人斬り抜刀斎を継いだ志々雄真実との戦いを描いたニ作目。
実写化に伴って、漫画版に比べていろいろと改変されているが、そこそこ面白く仕上がっている漫画の実写化に於ける良例。
志々雄真実を藤原竜也が演じているのは大満足だったが、話題性を持つ為に比古清十郎を福山雅春が演じているのはいただけなかった。もっとガタイの良い奴を選んでくれよ。
前後編の為に、この作品では明確な結末がでないが後編を見たいと思わせるチカラはかなりあった。

「京都炎上編では原作に忠実にしたから、今作は予算の面からもかなり弄くるYO!」という幻聴が聞こえてきた後編。
明治政府から金貰っているのかよ!ってくらい明治政府が前に出て、剣心が過去と対面してウダウダするのだが。俺はそうゆうの大嫌いなので大変不満でした。
素直に志々雄真実と十本刀との対決して欲しかった。
劇中の宇水なんて発狂して走りこんでくるだけの狂人だったじゃねーか!

  • レゴムービー

「どうせ、○○の世界は、実は○○で、○○が操っているんでしょ」って思っていたら、SO3のトラウマが再発するくらい当たっていたけど。
レゴの世界とアッチの世界の展開が上手い具合に連動していて、相互干渉も無理矢理感がなくてちょっとホロっとした。
ベテラン声優のフルパワーが聞ける吹き替え版好き。

  • エンドオブザワールド

進撃の巨人の後編でも、
渚にてのりメイクでもない方。
地球に小惑星の追突が決まった世界の話。ラブコメディ。人々は世界の終わりを予感して好き勝手に生き始めているのに真面目な主人公は出社して仕事をこなしていた。たまたま出会った女性を意気投合してしまい主人公は女性と一緒に昔好きだった女性に出会うべく二人旅を始める。
「こんなところで終わってたまるか!」「小惑星を壊す何か手があるはず!!」とか張り切った映画が多いけど、この映画は「もう小惑星の追突は確定しているから何をやっても無駄。だったら自分の人生の最後をどう終わらすか考えよう」と前向きに消極的な映画で、最後の一瞬まで前向きに消極的で良かった。(世界の終わりという演出はメランコリアのラストが最高だけど)

*1:原作が大人気の為

*2:いくらスポンサーだからってアレでいいのか

*3:ドラマ化してから映画化なら良かったかもね