女性主人公ばっかり……

そんなこんなで最近読んだ本。

鉄腕ガール (1) (モーニングKC (690))

敗戦下の日本で女子野球を始める主人公トメの物語です。
面白いです。愚直なまでに野球を愛するトメ、それに付き合わされる周りの人々。最初はクレイジーなんて批判していた人も気付けば、トメの不思議な魅力にやられて協力してしまう。トメ素敵です！！もし、こんな女性がいたら今の日本も少しは良くなったかもしれないと思います。あと、買うなら文庫版も出ていますが、断然単行本を薦めます。単行本の元来の装飾とは違った斬新なデザインが各所にありますから。

生きるススメ

インディーズ漫画家の戸田誠二氏が自分のＨＰにアップしていた漫画を集め製本したもの。書き下ろし作品収録。
イイです。１ｐの漫画から短編までいろいろな話が収録していますが、どれをとっても心に来る話です。生と死、ヒキコモリ、結婚、別れ、等など…どれも人生の上で一度は体験するものや考えるものをテーマに書かれています。コバチお薦めは、『原動力』『人生』『メイキングワールド』『花』『小さな死』あたりです。
表紙が女性の裸なので「え、エロ漫画？」なんて誤解を受けそうで、僕的には宙出版に文句が言いたいです。表紙を変えればもっと売れる作品なのに…。

NHKにようこそ! (1) (角川コミックス・エース)

小説版ＮＨＫにようこそは読んだので漫画版に移行しました。
小説版派から言うとちょっと違和感。面白いけど…それだけな感じで。まぁ、それが漫画じゃない？なんて自己完結させちゃうぐらいの違和感。面白いです。主人公の佐藤君がボウズ頭じゃなくてイケメンなところにも違和感はあったけど…。
コバチ的には一巻で満足終了。もう続巻を読む予定はありません。

働きマン(1) (モーニング KC)

花とミツバチ以来、大の安野モヲコファンのコバチ、やっと読みました。一巻だけ…。
やっぱいいです。キャラクターの感情表現や心理描写、あと読んだ後やる気にさせるよく分からないパワー！！イイです。普通漫画って言いたい事や漫画家が名セリフと思いこんでいる言葉は大きなマスに書かれるのが当たり前なんですが（ex.島本和彦）この漫画はさらっといい事言ってます。コバチ的にキタ物は本の中盤でデスクが本の枚数の問題で「写真とレイアウトどうにかなんない？（もう一回やり直せの意）」とやる気の無い新人君に言った所、新人君逆ギレぎみに「はぁ？もうレイアウト終わって入稿するだけなんですけど…（はやく帰りたい＆もう一度はやりたくないの意）」と言った所、デスクは困った顔もせずに一言、

「うん……えーとね、やれない理由聞いてるんじゃなくて、どうやるか聞いてるんだ」

デ、デスク…そうっすよね！！言い訳なんか聞いてないっすよね。それより今、出来ることをしろってことですよね。なんて妙に感動。