現状打破に新キャラ入れるのは駄目漫画の典型的な例

kobachi「まぁ、そう簡単にはキャラは作れないよな。そう、ひょいひょい作れたら苦労しないよな。大体、今流行のキャラを作ろうと思えば、『ツンデレ』『ヤンデレ』『無口系』『語尾を特殊』『清楚』とか」
kobachi「まぁ、そんな女いねーよ。それにあげた例ってひぐらしハルヒだろ。そんなんじゃこれを読んでくれる読者が納得しないぞ。考えるか。思えば、前妻、前脳内カノのビオはどんなキャラだったかといえば、俺の暴走を窘めてくれる突っ込みかつ女房タイプだったわけで、あのキャラの最大の魅力は、俺が書きたくない事柄や客観視したい事に対してアイツに語らせて、適当に俺の愚行に突っ込みいれさせれば、一日のブログが成り立つ事がメリットだったんだよね。ひぐらしで言えば、俺がL5の圭一でアイツがレナで、ハルヒでいえば、俺がハルヒでアイツがキョンか?」
kobachi「さっきの文から、早一時間ほど悩んだが全く案が浮かばない。下手に凝った案を作ると後々面倒くさいというか、それを死守するがゆえに文章に柔軟性が無くなるし、ならいっそ適当に作ればいいかといえば、それはそれで進む内に矛盾が生まれてきそうだし、難しいんだよね。てゆーか、そんな苦しみを何故俺が味わわなければいかんのだ」
kobachi「模倣するか。とにかく、今日のブログを成立させる為に模倣しよう。そうだ、パクろう。今日が8月2日でさっき竜騎士07の公式HPを見たら『羽生の日』らしいので羽入っぽいキャラで」



kobachi「そんな誰も得のしない苦しみを味わっていた間も、ヘッドホンと耳の隙間から若いカップルの嬌声が……うがががが」
羽入(似)「あ、あの〜」
kobachi「あん!」
羽入(似)「な、なんでもないですっ」
kobachi「あぁ、新キャラ一号さんですね」
一号「はい、よろしくお願いしますぅ」
kobachi「あのさ、急にこんな事聞くのは何だと思うけどさ、俺って一生独りっぽくない?」
一号「あうあうあう、そんな事ないですよ」
kobachi「根拠は?」
一号「あうあうあぅ、無いですけど……、生きていればきっと良い事がありますよ」
kobachi「けっ、取って付けたような言葉言いやがって」
一号「お、怒ってます?」
kobachi「いんや、怒ってない」
一号「おっ、怒ってますよ!!」
kobachi「怒ってないって、こんな田舎の漫画喫茶の一個室で怒ったって仕方ないじゃん。それより、一号さん。どうゆうキャラでいくの?」
一号「あうあう、そうですね。わたし、おっちょこちょいキャラで行きたいとおもいます。kobachiさんの頭目掛けてメロンソーダをかけたり、坂道では必ず転んだり、霊感商法に簡単に引っかかったり、kobachiさん名義のオレオレ詐欺にも率先して騙されます」
kobachi「それは、ちょっと面白い。てゆーか、それを率先して発言するあたりが、おっちょこちょいキャラではなく計算高いキャラになるんじゃ」
一号「そ、そんな事ないですよ。何か困ったことがあれば『あうあうあう』って言えば、どんな問題も誤魔化せますよ。馬鹿なオタクはこれで萌え萌えですよ」
kobachi「………」
一号「どうしたんですか? 何か問題でも?」
kobachi「いや、もはやお前に羽入っぽさは無くなったが、これはこれで面白いかなって思ってさ」
一号「結果オーライですよ。にぱ〜☆」
kobachi「はっ、はい、ありがとうございました」
一号は、当初の目的から大きく離れて、腹黒キャラになった。


P.S
先日参加した「百物語」が14話まで進んでいたのが驚いたが、どれもオレより何倍も怖い話だったので困った。
掲示板を観たら、「百話までいったら製本して文芸フリマに出す」とか、書かれていてそれはそれで嬉しい所か、是非一冊購入したい。
もし、本当に製本されるならば書き直したいなぁ。