妖怪は「因数分解」を出来るのか?

「社会に出たら、因数分解とか使わねーじゃん」
と、ほざく中学生に朗報です。


一昨日、紀伊国屋にてウダウダと本を読んでいたところ、京極先生がインタビューにて「妖怪とは因数分解すると存在がなくなってしまう」と仰っていた。
これは、一つの妖怪の「姿」と「原因」と「目的」を理解してしまうと何の怖さも無くなる。ようは妖怪としての存在理由が消えてしまう。という事らしい。
アニメ「モノノ怪」において、主人公の薬売りが、モノノ怪を退治する為には、そのモノノ怪の「姿」と「理」、「真」が必要な事も同じだろう。
フロイト先生も精神分析の本にて「人は理解出来ないモノを恐れる」と述べていた。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とはよく言ったもので、人は分からないから其のものを恐れるのだ。分かってしまえば何の恐怖も無い。
日本のホラー映画なんて、幽霊が現れた後は、決まって主人公は幽霊の生前の生活を調べたり、幽霊の姿、死亡理由を調べる。ようは、幽霊を解体することによってそれを理解するのだ。
それは、何も妖怪・幽霊に限らずトラブルも同じだ。
「起こった事」「起きた原因」「起こる要因」さえ、分かってしまえば恐れる事は無いし、二次災害も無い。(これは、母君が勉強している医療事故の本から抜粋)


ようは、「理解しろ」って事です。
そして、因数分解は社会問題や幽霊退治にも利用できるとても有意義なモノなので、中学生は頑張れ!!