深夜高速/フラワーカンパニーズ

本気で書きます。本気で唄っているから。
最初からちゃんと認識している。自分という存在は酷く夢見がちであるという事に。しかし、どうしてもいくら歳を重ねても現実を今をちゃんと実感出来んのですよ。
それはきっといろんな人に甘えて生きているからであり、自分という一個人だけで何かを成した事が無いからだと思われるのです。その焦りから「何かを成さねば」と願いながらも「何を?」と自身に訊ね、短冊に書くべき言葉が見当たらないという理由から何も成さないままここまで生きてきてしまった。
自分はこの『深夜高速』を帰宅中のラジオで聞いて涙が止まらなくなった。
情けない自分をあたかも唄っているようで、公共の電波で世界に晒しているようで悔しくて情けなくて涙が止まらなかった。
とにかくお勧めします。万人に受ける曲じゃないけど、誰かの何かは変えられる曲だと思う。それこそ、チェーンメールにして大勢に教えたい。マイナーなんて泥沼に埋もれさせるのは勿体無い。これは秘境の泥沼に咲く一輪の蓮だ。

サビで繰り返される「生きててよかった」は歓喜の声じゃない、これはきっと願望だ。
そして、自分はまだ「生きててよかった」と思える夜は迎えられそうに無い。