劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜

今年もなんだかんだで60本くらい映画を観ました。ブログ上には40本くらいしか感想を書いていませんが。
今年最後に観るなら何か? と暫し思考したのちマクロスがそろそろ上映終了になることを思い出し劇場版マクロスFを観にいきました。学生が冬休みに入った事もあり劇場は若者の熱気に包まれおじさんは完璧に浮いてました。隣に10代後半の女性のグループが座り始まる前、ずっと腐女子トークを繰り広げていました。日本って凄いな。


あらすじ:未知の惑星を探して宇宙を旅する巨大移民船フロンティアにある日銀河の歌姫「シェリル・ノーム」がコンサートにやってくる。その船にはアイドルを夢見る「ランカ・リー」、元天才女形の高校生「早乙女アルト」が住んでいた。そこに突如未知の生体兵器バジュラが襲い掛かってくる。


感想:
新劇場版エヴァは、「シンジが作り出した新しい世界」として観れたし、劇場版エルレカは後半でTVシリーズと違う点の説明が入ってパラレルワールドと理解できたけど。TVシリーズマクロスFがある意味大団円で終わった為に今作を単なる総集編だと思えばいいのか。リメイクとして観ればいいのか。全くの新作として観ればいいのか序盤を観ながら悩んだ。


序盤はTVシリーズを踏襲しながらも、「お前らTVシリーズ観たんだろ!!」と言わんばかりの黒幕を視聴者に明かした状態で話が進む。はっきり言って序盤はTVシリーズを見た人だとつまらない。映像に目新しさは無いし、ストーリーもあまり変化が無い為だ。シェリルのライブシーンのCGが凄いが、CGが二次元的でつまらない。それこそ3D上映とかする映画があるんだからライブや戦闘シーンを3Dとかにしたら凄いのにと思ってしまった。ランカのドサ回りには、ファミマ以外にも提供を入れれば面白かったのに。
文句はかなりあるが、終盤の戦闘シーンはアルトを狙う敵ミサイルの板野サーカスには涙が出た。歌姫の歌をBGMに戦闘を繰り広げるヴァルキリーとバジュラを観た時に、ここまで観てきて本当に良かったと実感できた。
終わりよければ全て良し!!
劇場版マクロスFは面白かったぞ!


余談。
ナナセが登場しなったけどアレは何フラグなんだろう?
アルトの「お前は一人じゃない!」とかランカに手を伸ばすシーンを観て(時期的に絶対に違うが)、新エヴァへのオマージュなのかとふと不思議に思った。よくあるシーンや言葉だといえばそれまでだがな。