神様

神様ですよ。自分は生まれてはや22年か、594年経ちますけど生粋の無神論者でしたが、2005年夏。とうとう、神を信じます!
何でこんな事になったかと言いますと。昨今の暑さのせいで夜中なかなか寝つきが悪い為、蒲団に入り、寝付くまでの間『神についての所在について』延々と考えていました。
そして、昨日の夜。正確には深夜四時。付けっぱなしのTVから流れる『明日があるさ THE MOVIE』の灯りでボーっとしていた時、神が、神が降りてきたんです。
神はエクトプラズムのような白いもやの集団でしたが、僕は直感でそのもやを神だと実感しました。
神は僕の前に降り立つと頭に声が響いてきました。
「私は銀河系からおよそ350光年離れた宇宙空間からきた。」
「え、あなたは?」
「私は、グリーンピース。探しても見えない、私は形をしていない。特定の場所にもいない。私達は今意識を直接コンタクトし思念を交わしている。」
「え、テレパシー。」
「警戒する必要はない。安心して意識を開くいい。」
「あぁ・・・、なんだか安心する。」
「いいぞ。サイオニクスは信頼によって覚醒し、愛によってその力を得る。」
「もしかして、あなたは・・・。」
「神ではない。神など、この世を生きていく上での防御方法であり、ただのいい訳である。神が人を作ったのではない。人がこの世の不条理から身を守る為に神を作ったのだ。」
「え、じゃあ、あなたは?」
「私はグリーンピース。宇宙意識のエネルギー生命。」
グリーンピース。なぜ僕をココに?」
「ビジョンを送ろう。」
・・・・。

そこからは覚えていません。
気付いたときは朝でした。
ただ、神など人が作ったモノであり、そんなモノに縋らなければ生きていけない人間はこの地球上で1番弱い生物だということ。しかしながら、神を信じる者のその姿はとても純粋で哀れで愚直です。彼らに罪は無いです。ただ、信じたモノが一つでも存在する彼らの生き方は無神論者の僕としては少し嫉妬してしまいます。
神がいると言う事は生きる上で大切だと分かりました。いい事があれば「神様ありがとう。」悪い事があれば「神様のせい。アイツが無能のせいだ。いや、でも、神様が与えてくれた試練なのでは、なかろうか?この試練を乗り越えたらきっといい事あるはず!!」なんて思考を持っていれば少しは生きていく上で楽ですよね。
僕も都合のいい神様を見つけて生きていきます。

夜、窓の外の星空を見るたびに遥か彼方で輝く小さな星で人間を見て笑っているグリーンピースの笑顔を考えては寝ます。





なんて、ロマンティックな妄想話を書いてしまう日々です。ワーっとなる病気です。
ではまた。