格闘する者に○

かなり昔に買ったのですが内容が就職活動する女子大生のため途中で挫折してました。
ネタバレになるとこれはつまらないのでストーリー解説は省きます。
はっきり言って面白いです。主人公の心理描写がうまく、また主人公と足フェチおじさんとの恋愛は、おじさんがどこか親父に優しくしてもらえなかった主人公の仮親父のようでした。いいです。フェチ愛あり禁断の愛あり家族愛ありですげぇ作品。重松清のように前面に押し出た愛はなく、日本古来の「察しろ文化」の隠れた愛がありました。
最後の方で主人公が「自分の道を行こう」の言葉はすごく前向きな発言だけど、それは主人公が最初から何度も言っていた「頑張ろう。それでダメだったら諦められる」のランクアップしたような言葉。
来年就活する方はぜひ読んでみてください。本当に勉強になりますよ就活にも、生き方にも。

格闘する者に○ (新潮文庫)

格闘する者に○ (新潮文庫)

余談ですが、この作者である三浦しをんは就活中に早川書房の試験を受けた時の作文を編集者が見て「これはすごい。作家にならないか?」と誘われたらしいです。
確かにこの文章力と語彙の多さはスゴいです。
さすが早稲田文学部。

P.S
もうすぐクリスマス。
そんなムカつく思いをブログにぶつけてみました。
デザインをクリスマスバージョンに……。
(こんな事が出来るはてなが好きです)
自虐的です。携帯の方はパソコン版をチェック。
あともうすぐ一万ヒットなので、何か要望があれば考えます。コメントください。こっちもなにかしようと考えてます。(ツラ晒し以外で)