漫画は練習するものではない、覚醒するものだ。

面白い本だけを読んで生きて行きたいと願うが、中々自分のツボにはまる本って少ない。でも、その失敗を重ねるからこそ、嵌る本に出合えた時の嬉しさは凄い。


日本橋ヨヲコ著『G戦上ヘヴンズドア』1巻


単行本は友人に貸したっきり取り返すのをついつい忘れてしまっているので、部屋に転がっていたワイド版の一巻を再読。
ストーリーは人気漫画家の息子の堺田町蔵と漫画の天才だけど漫画を描くことを恐れておる長谷川鉄男が出会って、漫画描いて、怒って、泣いて……。
なんて書くと、つまらない話に思えるかもしれないけど、すげぇ面白い漫画。
詳しく書くと勿体無いので簡単に書きました。
とにかく、そこに出てくる長谷川鉄男の親父。「阿久田鉄人」がカッコイイので皆さん読んで阿久田ファンになれ!!!
映画のエンドロールが流れている時に、「出ない?」と喋る友人に「上映中の私語はすべての作品への冒涜だ。死ね」と言うほどですから。

G戦場ヘヴンズドア 第1集 (BIC COMICS IKKI)

G戦場ヘヴンズドア 第1集 (BIC COMICS IKKI)



名言。

無駄な個性などいらない。君達は君達にしかなれない。君達が描く必然が無いマンガなどいらない。
                     阿久田鉄人 

PS
野性時代青春文学大賞の受賞作決まったね。
受賞者は高校生なんだって、どんどんご老人が作家に成り難くなっているね。
17歳で携帯で投稿、とかなんとか。
ファウストの太田編集長なら、きっとメタメタにダメ出しするんだろうなぁ……。
あぁ、いいなぁ、印税生活♪
少し読んでみたけど、高校生らしく「いじめ」がテーマらしいよ。
野ブタみたいになってドラマ化か……絶対に見ないぞ!