カンブリア宮殿

一昨日書くとか言って書かないジャン。
てことで今日は書く。
昨日はこれ以上書いたら読む人が大変だと思い止めた。
村上龍が司会者としての才能が無いことに気づかせてくれた。小池栄子は努力家なので10回目くらいになれば場慣れするだろうと思う。
おっと、今回のゲスト岡野工業岡野雅行さんを紹介。
痛くない注射針や携帯電話の電池パックの開発をした町工場のエジソン
岡野さんと小池栄子の会話の会話は上手く流れていたが、村上龍が事の核心を突こうとして空気を壊した場所多数。収録が何時間掛かったのか知らないけど、もっと余裕を持って作ればいいのに番組進行に焦りが見えた。
えぇーと、ダメ出し?
いや、違う。
岡野さんの素晴らしさを語ります。
まず、技術者は中卒や高卒でなければいけない。は納得。
特に旋盤などを使う作業はある意味知識は邪魔になる。職人芸を培うには若ければ若いほどいいと思う。別に若ければいいってもんじゃないけど。つまりは経験年数、携わった回数。
後は根性かな、忍耐とも言うね。
「一つの事を20年出来るかが勝負。20年でやっと一人前」の言葉に痺れた。
失敗学で有名な畑村洋太郎の本にも失敗には2種類あって『挑戦ゆえの失敗』と『怠けゆえの失敗』があると言っていた。岡野さんと村上さんも『挑戦ゆえの失敗』を重ねることが大事だと言っていた。 失敗するたびにノウハウが溜まると……。
「一番よりも2番が好き」の言葉も挑戦という意味があると思う。
この番組では岡野さんの内面を探る展開だったが、調べると岡野さんはほとんどの特許をもっていないらしい。痛くない針も依頼された医療会社が持っているらしい。
去年聴いたラジオで岡野さんは特許を持たない事に対して「特許で飯を食うのは好きじゃない」と言っていた。
挑戦者で居続けるためには、安定できるような要素は要らないのだろう。