ナニカしなくちゃ……

十月になり、今年ももうすぐ終わってしまう。本当に一年って年を重ねるごとに早く通過してしまう。小学校の六年間なんて今思えば随分長くて人生の大半を占めていたような気がする、今の六年間ってあの時のような煌きは無いんだろうなぁ。まぁ、気の持ち様と生き方次第だけどさ。



てことで、俺といえば変わらずクソみたいな一日を無駄に重ねています。小説をマジになって書いてみようかと思いつつも書きたい内容というかテーマが見つからず、自分の人生を振り返ってもとてもとても書くべき事柄なんて無い、マジ皆無。村上龍が「誰でも一本の小説は書ける。なぜなら自分の人生を書けばいいから」なんて言っていたけど、俺ムリっす。
昨日、舞城を読み終わって、今日はアマゾンから届いた本谷有希子の『腑抜けども、悲しみの愛を見せつけろ』を読んでいます。表紙が偉大なるエロ漫画家(褒め言葉)山本直樹氏で、高校時代にこの人の漫画読んで「女ってエロいなぁ」と興奮したことを思い出しました。でも、内容は向田邦子っぽいドライな家族が描かれていて面白いです。10月の『劇団、本谷有希子』の公演見たかったなぁ。



えーと、後は、
このままこの仕事をしていても金銭的にはOKなのですが、どうしても心が納得できないので、男子たるもの一発はデカい事をしてみようと、まだ23だからちょっと冒険してみようと、小説を書こうと思いつつも口だけで執筆が出来ないダメな俺です。このブログを読んでくださる方に「君は文才がある」とコメントを頂いたり、友人に沿いのような事を言われたり、占いで『執筆の才能あり』などと評されたりして、俺自身「そっかも」と自惚れる心もあるのですが、心の大多数を占める与党は「バッカじゃねーの、お前のような低脳にはむりだっつーの」と叫び、みんなの期待に答えられない今です。


つまりは、最近の俺といえば、昨日同人誌で一発当てたいと願う後輩が、夏コミでそれなりに成果を挙げて着実に一歩一歩進む中、俺といえばどうなんだ?と苦しんでしまった訳です。

何かってなんだい?
その何かが何かさえも知らず
確かな明日だけ欲しがる
/kick the can crew「ナニカ」