放送禁止5

フジテレビの深夜番組、隠れた名作「放送禁止」シリーズ第五弾「しじんの村」を観ました。
社会に疎外されたり共存する事が出来ない人達の集まる「しじんの村」を取材したビデオテープ。しかし、その内容には隠された真実が……。
ここからネタバレ



最初からへた字で書かれた「しじんの村」が「しにん(死人)の村」に見えてしかなかった俺としては、そのような感じの話なんだろうなぁ。と予感はしていた。ようは、集団生活出来ない人達が集まる村って、結局は村というコミュニティーを形成する事態で、当初の悩みであった集団生活に戻らなくてはいけない事になってしまった訳で本末転倒なわけだからさ、きっとその村の中でも疎外や迫害されたりする人が現れて、その人を仮想敵に見立てて村意識を高めていった先に、殺しがあるのだろうと。
結局は、変態野郎の村主が己が抱く芸術という下品な欲求を昇華させる為だけに自殺の手伝いや殺しをする話だった。
冒頭と最後にしじんの詩が流れるのだが最後に朗読で流れたものが冒頭に比べて詩の意味が分かりえらい不気味で気持ち悪かった。

放送禁止 DVD封印BOX

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