FUKAKUSIZUMU diver boy

もうさ、世界なんて壊れてしまえばいいのにね。


って、全てに感傷気味な女子高生のような事を呟いてしまうのは、きっと最近金がある事を逆手にナンバーガールのCDを収集して、朝昼晩と時間があれば聴いている性なのかも知れませんが、きっとそれだけが原因じゃないわけですよ。なぜなら、俺の胸中にはこんなニヒリストになってしまう事に思い当たるふしがあるからです。

昨日の晩、大学時代からの友人と夕飯を共にしていた訳ですが、そこでその友人から他の友人の近況を聞く事が出来ました。
大学時代は女っ気が皆無だった僕らのグループは世間の波に飲まれたのか、男性フェロモンが開花したのかどこもかしこも恋愛なんですと。
おぉ、嘆かわしき現代社会。ファッキン恋愛資本主義
バイト先の女子高生とイチャついたり、仕事先の女性とお食事なんてしているんですと。そんな輝かしい日々を送っている友人達と同時間、俺は薄暗い部屋で黙々と仕事ですよ。女性なんて事務のお姉さん(彼氏持ち)しかいない世界で。もうルサンチマンが爆発して死にそうですよ。

そんなこんなで、憂鬱になりながら彼らとの食事を済ませて帰路に着いたわけですが、TSUTAYAから借りているDVDを返す事をすっかり忘れていて、急いで未見のDVDを鑑賞しました。
それにしても鑑賞したDVDが悪かった。まさか、昨今の腐った顔面のレベルとか流行とかそんな薄っぺらい恋愛至上主義に唾を吐く『タクシードライバー』なんて。
もう、見終わった時はトラヴィス最高だよ。でも、最後のベッツィとの会話、あんたの妄想だろ。本当は意識不明からお亡くなりになったんだろ。夢オチだろ。いいよ、俺は怒らないから。ヴィンセント・ギャロの「ブラウン・バニー」に比べたら幾分マシだよ。だってあっちは脳内彼女とエロって終わりだもんね。そりゃ「バッファロー”66」みたいな作品を期待て見た人は大激怒だったよね。あぁ、話が脱線した。ともかく、トラヴィス!お前は最終的に戦う相手が見つかったからよかったけど、俺はどうしたらいい訳よ。誰を何を敵として見なして戦い、そして勝利を得なければいけないわけよ。そして、それまでの偉業の間に女性と恋に落ちれるわけよ。
心が塞ぎ込みながら、深夜12時に車を走らせてTSUTAYAに向かった所、まるでさっき見たトラヴィスのような自分の姿に、不意に右上を見た時にバックミラーに写る自分の哀れそうな目に、心がポッキリ折れてしまい候。
DVDを返して、帰宅中にもずっと「俺は一生、もうモテない。世界に男性が俺一人になっても女性らは俺に恋することなく俺を監禁して人類繁栄の為の性処理道具として使われる。もし、仮にこの屑に好意を寄せる女性が万が一に現れたとして、俺はきっとその女性と心を通わすことなく猜疑心と虚栄心に満ちた心で相手を信じず疑心暗鬼のままに上辺だけの薄っぺらい扱いで接して、最終的にフラれる」なんて事を無意識のうちにブツブツ話していたので、もう俺は終わってもいいと思う。
家に帰っても全く眠る気が起きず、TVを見たりゲームをしたりして4時くらいに床に就いて寝る。
今日、昼に目が覚め飯を食い、本棚を漁り去年買った本田透著「電波男」の『タクシードライバー』について書かれた記事を読み返して、あぁ本田透と俺って似てるね。そうだ本田透が現実の女と結婚したら俺はこの世界に少しは希望と持とうと、ナンバーガールomoide in my head [disc2]』を聴きながら思った次第でござい。




P.S
ペルソナ3の公式ホームページ&今週号のファミ通の告知ページからするに、なにやら続編の匂いが………。
アイギスキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!?