嘘あらすじ③


エントリーナンバー21
作品名 こつこつコネタ
作家名 飛鷹 朗
あらすじ

”私はずっと道化を演じたいと思っていました。あなたはきっと私の事を蔑むでしょう。しかし、私にとってそれは極上の快楽。そうです。私はあなたに日々笑われたいのです。”
25歳になる及川四郎は幼馴染の向井サララを愛していた。幼少期のトラウマから愛し方の判らない四郎はいつもサララの前でお惚けた態度を取る。サララの死期が近づいても小学生のような幼い表現方法を取るしか知らない四郎は焦り葛藤する。

エントリーナンバー22
作品名 コマチ
作家名 山野キリギリス
あらすじ

僕が初めてコマチさんを見たのは、入学式の式中にズデンっと大きな音を立てて顔面から倒れた姿だった。後日に知ったのだが、コマチさんは極度の貧血気味でよくよく倒れるらしい。その予防策にコマチさんは紙パックのトマトジュースを常備している。放課後、コマチさんは部活に入っている様子は無いのに家に帰る様子が無く教室でぼーっとしている。何気なく訳を訊ねたらこう返ってきた。「だって、終らせたくないじゃん」訳が判らん。


エントリーナンバー23
作品名 うずりん
作家名 蛍光
あらすじ

岩倉蛍から自分は未来から来た未来人だと打ち明けられた。その帰り道、臼井光から自分は過去からタイムスリップしてきた過去の存在であり、岩倉蛍の先祖に当たる存在だと打ち明けられた。みんな嘘つきばかりだ。そんな星新一筒井康隆をごちゃ混ぜにしたような事あるわけがない。二人にその事を証明してみろ。と問い詰めても蛍は「禁則事項です」なんて、どこのアニメに影響されたのかはぐらかすし、光は「1945年ポツダム宣言!!」とか「1192作ろう鎌倉幕府」なんて歴史の教科書並の浅い話をするだけ。もう嘘はばれているのに……。

エントリーナンバー24
作品名 新人さん、いらっしゃーい
作家名 池山新
あらすじ

ある日、僕の勤める県庁に3.8階がある事を知った。それはエレベーターに乗っていた時のこと、エレベーターの急停止により其処への扉が開いた。そこには通知課という部署があった。死を通知する課。後日、存在を知ってしまった俺は通知課に転属される。
……交通事故で亡くなるあなたに通知です。
……病死まで一週間を切った少女に通知です。
……お父さんに虐待死される赤ちゃんに通知です。

 


エントリーナンバー25
作品名 私のモザイク
作家名 朝崗アナン
あらすじ

人は誰だって一つや二つ、いやいや、もっといっぱい秘密を隠している。しかし、人は不思議なもんでその秘密の部分がたまに知りたくなる。お兄ちゃんがエッチな本のモザイク部分を目を凝らして見ているように。でも好奇心は猫を殺す。ふとした軽い気持ちから親友の陽子の秘密探る。好奇心で陽子に殺されちゃう☆


やっと半分か……。
道は長い。