腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

原作を読んじゃったからオチは知っていたんだけど、それでも面白い。映画上パンフレットに書かれるくらいの名言
「やっぱ、お姉ちゃんは最高に面白いよ」
の言葉の通りに、お姉ちゃんこと、佐藤江梨子演ずる『和合澄加』が異常に面白く、それに輪を掛けておとぼけキャラの永作博美演ずる『町子』が笑いを広げる辺りが最高でした。
もちろん、最後の妹『清加』の独断場は分かっていても恐ろしくて面白かった。
全体を通して言える事は、やはりこの作品は演劇向きで、映画にすると中盤辺りが単調かなって思えてしまう。
後、最後が原作の藁人形ではなかったのがちょっと残念だった。(漫画風の演出を観てフリクリを思い出してしまった)
観ようと思い立ったのは、昨日飛行機の中でこれの主題歌、チャットモンチー「世界が終わる夜に」を聴いた為。
良い歌だった。