嘘あらすじ⑤

積み重なる旅のアクシデントですっかりあらすじの更新を忘れていました。今日はたぶん眠れそうにないのでちまちま書いていこうと思います。
えぇーと、これを楽しみにしてくれる人もいるそうで、「お前、そんな荒唐無稽なあらすじ書くくらいなら内容まで書いちゃいなYO」と言われたのですが、おいら自身は書きたい50%書くの面倒くさい50%なのですで書いてもいいのですが、ここで内容まで書き始めたら、『本物』を心血注いで書いたご本人に申し訳なくなってしまうので止めときます。(決して、おいらの方が本物より面白いもの書いちゃうだろ?的な挑発ではなく、何も知らない人に誤解を生む可能性があるから。って、「あらすじ』書いている時点で誤解生んでるって……)



エントリーナンバー30
作品名 兄と黒胡麻の輪廻
作家名 天神健太
あらすじ

隣の家の犬は、小さなダルメシアンでその白と黒の比率がおかしく9:1で、白地にぱらっと黒を振りまいたような柄だ。妹はそんな犬を「黒胡麻みたい」と笑っていた。僕もそんなへんてこな柄に親しみを持っていたのだが、ある日、その犬が何者かに殺されてしまった。妹には「逃げちゃったって」と誤魔化したが、誰かに生きたまま火を放たれたらしい。そんな残忍な事件があった夜、僕はその犬の幽霊に出会う。犬は事件の真相は僕の前世にあるというのだが……。

エントリーナンバー31
作品名 犬の為のソナタ
作家名 柳原梨久
あらすじ

人は死んだ後、己が生前信仰していた場所に行くらしい。仏教徒なら極楽に、キリスト教なら天国に、悪いことをしたと悔やんでいたら地獄に。まぁ、死んだ後くらい好きな場所にいけるらしい。らしいってのは、俺が死んでいないのと、俺が犬なのでこの辺りの事は死んだ後も分からないのだ。犬は死んだら何処に行くんだ?

エントリーナンバー32
作品名 雪おんなの不安
作家名 丸屋一
あらすじ

「今度、叔父さんの別荘に行くんだ」「そう、よかったね」「一緒に来ない?」「なんで?」「なんでって、せっかくの夏休みだし」「夏休みは遊ばなきゃダメなの?」「いや強制じゃないけど、普通遊ぶでしょ」「じゃあ、私は異常なのね」「おいおい、行かないの?」「……行くよ」付き合い始めて2ヶ月、彼女は驚くほどにテンションが低い、常に青白い顔をしている、彼女の笑った顔も怒った顔も見た事がない。彼女の親友曰く「あの子は感情の起伏がない。いや、ある常時悲しみの顔を浮かべている」

エントリーナンバー34
作品名 網タイツの魔女と黒い犬
作家名 糖塚世毅
あらすじ

『夜道を一人で歩いていると網タイツを履いた女に追いかけられる』最近巷を賑わせている都市伝説である。僕の出逢った魔女は網タイツを履いていなかったが、流暢な英語で僕に喋りかけてきた。僕は訳が分からないのと突然の事態に「オーイエス」を強弱つけて答えていた。魔女は強かに笑うと僕に言った。たぶん僕に分かるように日本語で「じゃあ、今日から私の犬ね」僕はつられて答える。「オーイエス」あれ??

エントリーナンバー35
作品名 ここではない向こうの向こうに  
作家名 冴木勉
あらすじ

夕日の綺麗なある日の放課後、町田幸一郎は屋上に人影を見つける。幸一郎は身投げだと思い、何故其処に居るのか?又、その場の危険性、命の大切さを人影に説いた。人影はおおきな高笑いを奏でると眼下でわが身を案ずる幸一郎に向かい叫ぶ。
「もっと、もっと高い所に行きたい。誰も居なくて誰も手が届かない場所に」
幸一郎は、その発言を人影の辞世の句だと思った。

と、今日はここまで書いたのですが、犬関連のネタが急に増えて困った困った。もっと計画を立ててあらすじを書かなくては……。