魔人探偵脳噛ネウロ

魔人探偵脳噛ネウロ」を13巻まで読んで。

ネウロ」の面白さは、ヒロインの少女がいろいろな殺人鬼の狂った主張・思想を聴いて、そこから人間と言うものを学んでいく姿だと思うんだ。
ネウロの特殊能力や犯人の滑稽さはあくまで作品を盛り上げる手法でしかなく、父親が死んで何も出来なく、また何も出来ないと思い込んでいたヒロインが、ネウロという手段を用いて、真実を求め、そこに至る犯人の心理を理解しようとする。その姿が今までの推理漫画と大きくかけ離れた所だと思う。名探偵の孫や天才元高校生探偵が絶対にたどり着けない、一般人視点からの事件へのアプローチ。そこにみんな惹かれるんじゃないのかなぁ……。