ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

このブログのタイトルがこうなのだから、是が非でも見に行かなくてはいけない定めにあった私は今日行ってきました。
あらすじ:親友をバイク事故で失った山本陽介は、ある夜チェーンソー男と戦う美少女戦士雪崎絵理に出会う。
感想:公開前に、「山本はあんなチャラ男ではない」「能登が金髪なんてありえない」「そもそも、映画化なんて絶対にこける」「映画化よりも新刊を……」という否定的な意見がファンの間では蠢いていたが、実際見てみると主演の市原隼人の棒読み台詞以外はちゃんと出来ていた。板尾が良い味出していたし……。
「誰もが一度は死にたがる」
現に視聴中、高校時代の私も「英雄死」を渇望しながら緩慢な生活をしていた事を思いだした。
あれは、これから続くであろう長い人生を前に何も目標もないままに過ごす事に恐怖したのか、けじめをしっかりつけたかったのか分からない。 単なる現実逃避だったのかもしれない。
ただ、この映画は高校生よりも高校を卒業して一年経ったくらいの男子に是非見てもらいたい作品であった。過ぎ去った青春を「中二病」という一言で片付ける出なく未熟な心の成長と捉えてくれれば。
劇中の能登が作詞して渡辺が作曲した曲は、予想以上にいい歌なのでこれから観る人は期待していいと思います。
予想していたよりも良い出来ですが、前半の気だるさがつらかったです。


余談、
ネガハピ(映画は「ネガチェン」が正式な略らしいですが)は、読んだ者全てが、「kanon舞シナリオのパクリじゃねーの!?」と言われ続けていたが、私自身はkanonについて一切知らないので、そこはあえてスルーします。
それから数年後、「ネガハピのぱくりじゃねーの?!」と私に思わせた涼宮ハルヒの憂鬱
ポストエヴァと呼ばれている涼宮ハルヒの憂鬱
世界が上手く立ち回れば、ネガハピがポストエヴァに成り代わった可能性もあったという事かなぁ…。
未知の化物に対して、接吻をかますよりもバイクで突っ込む方が私は好きです。