12人の優しい日本人

十二人の怒れる男』を三谷幸喜がパロディにしたものです。
ようは、元ネタ通りに一つの事件を有罪にするか無罪にするかを12人の陪審員が話し合うだけの密室劇です。


日本人特有の『曖昧さ』が全員に出ていて、表決は時を追うごとに行ったり来たりと決まらず。無罪を主張していた人はすぐに有罪に鞍替えするは、無罪の理由を「なんとなく」なんていう人がいたりとどうしようもない12人が4時間話し合うだけのストーリー。現場検証も、当の犯人も、名探偵もいないわけだから、議論の事件の真相なんて結局の所分からない。
しかし、面白い。
陪審員制度の有無よりも、その事件に追われる12人の様子がとても面白いので是非ご観覧を。
僕はこれから、元ネタを借りてきます。

12人の優しい日本人 [DVD]

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