畏れれば、奴は狼の如くお前の喉元に食らいつくぞ

2chのオカルト板に入り浸って、実生活になんら必要の無い知識を日々得ている私です。
そこで、私の幽霊に対するスタンスを宣言します。
幽霊はいません!!「いる」なんて言う奴の事は基本信じません。ただ、祖先は敬いますし、亡くなった方に対してはちゃんと喪に服します。


まぁ、伊集院光師匠がラジオにて、上手い例え話をしていたので抜粋

まずみんなが集まっているところに伊集院光が行って
ポッケからタバコの箱を出して「この中にスズメバチ入ってるから触らないでね」と言って、
そこに近寄らないようにしてからその場を離れる。

そのあとみんながなんとなくその箱の置いてある席には近寄らないままでいる。
その部屋に他に人が「何でその席人がいないの?」と訊くと「なんか箱にスズメバチが入っているから座るなって」と伝える。そこから周囲の人間はアナフィラキシーショックの危険性やスズメバチの脅威を話し出す。

そして最初部屋に居た人はもうみんな居なくなり、伝聞でしかスズメバチの事を知らない人だけが居るようになる。
そしてその人たちが更に新しく来た人に尾ひれをつけてスズメバチが居る話をする。
既に存在しないスズメバチがみんなの行動に影響を与えるようになっている。
最初は一匹という話だったのに、凄い数が入っているということになったりもするだろう。

そこにふらりと「スズメバチ駆除業者です」と名乗る男が現れて箱をポッケにしまい、
みんな怖いから駆除の代金を請求するとみんな払う。
スズメバチなんて居ないのに。


               伊集院光 深夜の馬鹿力 第129回1998年03月30日より


実在しないものが、誰もが見たことさえないものが、口伝していくうちに実在するようになり、それが実在するはずのないほどの大きな脅威となる。


ひぐらしのなく頃に』の序盤も連続怪死事件から土俗宗教である『オヤシロ様』という神様を村中が敬い畏れる辺りとも同じです。


私は24年間未だに幽霊を見た事がありません。幽霊っぽいモノを見た事はありますが……、まぁ見間違いか幻覚でしょう。


幽霊がいないと分かっているからこそ私はオカルト板に行き、まだ見ぬ幽霊を探しているのでしょう。