アヒルと鴨のコインロッカー

あらすじ:大学に通う為に一人暮らしを始めた主人公は、隣に住む男から「本屋襲撃」を誘われる。同じアパートに住む外人に広辞苑をプレゼントする為に襲撃に向かう二人。しかし、この襲撃事件は主人公の予測していない方向へと話しを進める。
感想(軽いネタバレ):なんとなく、巌窟王に似ていると思った。幼い主人公を巻き込みながら主人公の思惑とは全く違うストーリーが展開される。それは、その場所に関わる過去の事件が関係して、視聴者は主人公と同じ視点で聞き込みや周りの行動から過去を掘り起こし、過去を想像する。そんな主人公の行動を全てお見通しのように動く世界と振り回されて結果だけ突きつけられるラスト。
タイトルの『コインロッカー』部分が後付け要素が強くていただけなかったな。最後はもっと劇的で破滅的なラストが欲しかった。

アヒルと鴨のコインロッカー [DVD]

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