ラスト・フレンズ/最終回「未来へ」


いつもならあらすじを書いてから感想に移るのだが、最終回のみの感想なので省略します。



感想:「虫の知らせ」を表す場合、古典的な手法として、茶碗やコップが急に割れて持ち主の危機を他者に伝える方法がある。
これは典型的過ぎて、また使い回され過ぎて今では逆に見られなくなった手法だが、この「ラスト・フレンズ」に於いては頻繁に登場する。
そして、その頻度が多くまたタイミングも在り来たりなので視聴者的には「またか」的な事を思ってしまい呆れてしまう。
実際、最終話でもその手法は無意味に登場するのだがもはやギャグとしての登場であった。


ラスト・フレンズの面白さはそれ以外にも、シェアハウスの人々が困ったり悩んだりするとほぼ高確率で瑛太さん演じる「タケル」がハーブティーを入れてくれたり。錦戸さん演じる「宗祐」さんのDVとストーカーっぷりが過度すぎて、どう観ても公務員というよりニートっぽかったり。「ミチル」の空気の読めなさと自己陶酔に陥った悲劇のヒロインを演じる姿。「おぐりん」と「エリ」の問題、「タケル」の女性恐怖症、先輩のDV被害、よく知らないけど次期NSKDを目指した子供。その他もろもろの伏線を全て最終回で適当に片付ける辺り。
面白さは私が文字に書き表すよりも、実際に観てもらえればどんなにアホドラマか分かるので是非バラエティー番組としてみていただきたいです。


そりゃ、キムタクのドラマよりも視聴率を取るはずです。何故って、面白いもん。
スタッフの意図としたものではない面白さが溢れている。