CLANNAD/ 第9話 「夢の最後まで」

この「クラナド全話マラソン」を開催するに当たって、クラナドの事を一ミリも知らない私に、クラナドを知る方々から「泣けるアニメ」という評判だけを戴いた。
世間的に「泣ける」という評判を持つものは感動させるストーリーが多い。
ここで一つの問題が起きた。
「泣ける」と知ってしまった為に私はクラナドに対していつも以上に気構えて見てしまっているのだ。
そこは私の天邪鬼な心が「泣ける泣けるというなら、絶対に泣かない」と闘志を燃やしている為である。
そして真に良作な作品は、私のように捻くれている心の持ち主でさえ、涙を流させてしまう作品だと思っている。



そして第9話。


伊吹先生の結婚式が始まり、風子編もクライマックスの今回。
私の気持ちを先に簡潔に表すと「島田紳助さんの『人生が変わる1分間の深イイ話』に登場しそうな話だなぁ」と思った。
いい話だと思う。
でも、捻くれ者なので、こう言おう。
みんな結婚式に来てくれるなら、風子さんの記憶失わなくてもよかったじゃん。そりゃ、あの時に記憶を失った方が話的には盛り上がるけど、合理的じゃなくね。物語なんて合理的でも無くてもいいんだけど。結婚式が終った瞬間、みんな風子さんの事を忘れて「あれ?」って言い合い、ゴミ箱に木製ヒトデを捨てて帰宅。それを見た岡崎さんと渚さんが驚く。なぎささんが涙。そんな渚さんの肩を岡崎さんが軽く抱き。「元気になった風子とまた配り回ればいいじゃないか」的なコメントと共にゴミ箱に詰まったヒトデを取り出して帰宅の方がよくね?


ともかく、次回から新たなヒロインを入れて新しいストーリーの始まりだよ。
あえて、次回予告を観ていないから今から楽しみです。
しかし、既に9話。
こんな調子だと全ヒロインクリアはもはや無理では?