CLANNAD/ 第10話 「天才少女の挑戦」

一之瀬ことみ編突入。
風子編を無事完走した私が得た9話までのクラナドの感想は、
クラナドは「空から宇宙生命体が降りてきて皆が武器を取り戦うような話」ではない事。「嵐に見舞われて逃げ込んだ洋館で起こる殺人事件を名推理で解決するような話」でもない事。後は「師匠の仇を討つために全国各地の武道家と己の魂を掛けたバトルを繰り広げる」ような話でもない事。
ようは、「ヒューマンドラマだった」と言う事。




そんでもって10話の感想。
私はこの三十分間で数年分の自己紹介を聞いた気がする。
あんなに同じ台詞を聞かされると、最後の方には少し苛立ちを越えて疲れが出てくる。
「なんでやねん」


それにしても、視聴者の私ですらすっかり演劇部の事を忘れていて、「あぁ、あったね。そんな事」と思い、さすれば今後の展開は演劇部復活に向けて頑張る話かと思われたが、実際は朋也さんがことみさんとイチャ付くだけの回で、演劇部の復興はまだ先のようだった。
風子さんの回では、朋也さんと渚さんお風子さんというトリオでの行動が基本的なパティーであったが、ことみさん編ではどうやら渚さんの出番は少ないらしく。それにより二股を画策している男として朋也さんを観てしまう私がいる。
「なんでやねん」


そして、10話まで観た私は、クラナドを観る際に「この後どうなるんだろ?ワクワク!!」という気持ちを一切捨てて「おじちゃん、あんたらみたいな若いもんが頑張ってる姿を見るんがめっちゃ好きやねん」という孫の運動会を眺める祖父のような視線で観る事を決める。
「なんでやねん」


そんなこんなで文章の尻に「なんでやねん」を入れることにより、私が次回予告まで観た事を表明する。