狂いの構造/平山夢明・春日武彦

平山夢明ブームにて、著者の関わった作品を読み漁っていたのですが、たまたま立ち寄った書店にて、春日武彦との対談を纏めた『狂いの構造』を購入。


これがとても面白い。
「狂気とは怠惰から発症する」とか「狂気の日常性」を二人が語り合って、今までに出会ったおかしな人間を紹介したり、過去の異常殺人者の狂気を話し合うだけなのですが、自分に当てはめたり、社会に当てはめたりと中々役立つ本です。

しかし、狂っている人は何故あれほど魅力的なのか。それは対岸の火事の如く鮮やかで煌びやかで異常だからだろうか。まぁ、対岸だからそんな感想を抱ける訳で、火の粉がこちら側に飛んできたら笑えないだろうが、

「狂い」の構造 (扶桑社新書)

「狂い」の構造 (扶桑社新書)