雨上がりの夜空に2009

昨日の群馬は一日中曇り空で、夕方から雨が降り始め深夜遅くまで降り続けました。
私は、深夜二時に仕事を終わらし外に出てみると雨は止み雲の切れ目から星がちらついていました。
帰宅中に近場のラーメン屋でラーメンを食べて、雑誌なんかを読みながら家に着くと深夜三時。田舎は全てが寝静まり、沈黙が包んでいました。
こんな生活が正しいのだろうか?
世界が眠るというのに私は何で働くのか?
ふと出た溜息が気だるさを呼び覚まし、漠然とした不安に視界がぼやけました。
先日、出会った大学時代の友人は係長になり、結婚を予定してると告白してくれました。
全てが常識通りに進む中で私は何をしているのか、何をしてきたのかわかりません。
しかし、見上げた夜空は田舎という環境と雨上がりで空気が澄んでいたせいか輝く星空。
何処かで観た夜空。
あぁ、この夜空は去年乗った船で観た星空と同じだ。
あの船上の星空は私しか見ていない夜空です。
あの星空に意味は無くても、あの船の上での出来事や東京放浪は私の一部です。
なんとなく、無駄なモノではなかったと思いました。