一人映画のススメ

世界とディスプレイを覗くあなたにお久しぶり＆始めまして。このブログのアイドルことビオです。
現在当ブログの管理人のkobachiさんは、シュタインズゲートにどっぷり嵌って「ルカ子は至高。ミンゴス最高！鈴羽がはにゃーんだとはパッケージを見るまで気づかなかった不覚。小林ゆう口数少なッ！！」と妄言を吐きながら32型液晶TVを眺めてはコントローラーの緑ボタンを押す仕事を行っていますので、ブログの更新が出来ない為私が馳せ参じている次第です。
季節はすっかり秋ですね。日が落ちる時間も速くなって……。
「悟りにチャレンジ……」
おっと、彼が戯言をほざいているようですがあえて無視して、私の季節の挨拶を……
「映画を観たくね？」
いや、勝手に観ればいいじゃない。精神年齢は幼稚園児ぐらいだけど見かけは大人なんだし。
「いや、あれだよ。『ブッタ再誕』が観たい訳よ」
『ブッタ再誕』というと、アレよね、某宗教が布教目的に製作したが金に目がくらんだ配給会社が全国ロードショーしてしまった映画ね。ちなみに今年公開した某ロボットアニメよりも公開劇場数が多いという噂のアレね。
「そう、無駄に声優が豪華な作品」
確かに豪華よね。子安さんに白石さん銀河さんに小清水さんまで登場するらしいもんね。
「あぁ、現在それなりに仕事がある売れっ子声優でありながら、パチンコ屋に営業を行い、ゴスロリな服屋の企画に参加したら詐欺っぽい会社だった。いいともに出演もした！！小清水さんがヒロインを演じているんだぜ」
もう、許してやれよ。
「許さない、絶対にだ」
まぁ、声優も魅力的だけど、内容も観てきた方の感想を聞くととてもぶっ飛んでいてネタとして観るには一級品らしいわよ。
「でもさ、音や映像によったサブリミナル効果がありそうで怖くない？　つーか、一人で観にいったら、終劇後に信者に拉致られたり変なアンケート取られそうで怖くない？　かといって知り合いを誘おうにも、誘われた人間が必ず俺を信者だと勘違いするじゃん」
まぁ、そこは身分証明書や携帯を持たずに一人で観にいくしかないんじゃない。よほど物好きな知り合いがいれば話は別だけど。
「でもさ、もし鑑賞後に劇場から出てくる俺を知り合いもしくは肉親に発見されたらどうする？　アイツ！！ってなるじゃん」
もう観にいく事を諦めたら。
「でも、絶対にDVD化してTSUTAYAに置かれる事が無い作品だぜ。ここ観なきゃ絶対に損だよ」
なんだか、kobachiさんが信者に見えてきたわ。
「いや、俺無神論者だし。宗教に落ちたらきっと人生楽だろうなぁー。って思った事はあるものの結局は『神とかマジ信じられね。所詮、信じられるのは己だけだよね』って結論が数年前に出てるし」
その結論って、なんだか途轍もなく寂しくて惨めね。
「悪いかよ！！」
きっと、kobachiさんみたいな独りよがりな生き方をしている人が、ちょっとした人生の失敗に漬け込まれて宗教に嵌ってしまうのだと思うわ。
「うぐぅ。じゃあどうすればいいんだよ！！　どうすれば誰の目にも留まらないように映画を観れるんだよ」
そ、そうね。映画を観る事を諦めて……。でも、全国ロードショーする映画をDVD化せずに期間が過ぎたらポイなんてするかしら。
「そうだ！！　劇場終了後に近所に出来た某宗教団体の支部に向かえばきっと無料で観れるんじゃね！」
そ、それはもはや本末転倒というか、鴨が葱とガスコンロと土鍋を背負って行く様なもんだわ。