大東京トイボックス5巻

あらすじ:暴走し続ける太陽に振り回される事を恐れたG3メンバーは開発メンバーから太陽を外す決断をする。過去にスタッフに裏切られた太陽は二度目の身内からの裏切りに途方に暮れてしまう。


感想:
月刊バースにて連載されているこの作品。連載を追い一ヶ月ごとに読んでいた時は、面白さがずれている気持ちがしてモヤモヤした気持ちが溢れていた。
しかし、こうやって単行本に成り読んでみると「やはり面白い」と満足してしまう。雑誌を一ヶ月ごとに読んでいる時は気づかない伏線の数々や展開というかストーリーの勢いがとても心地よい。
4巻の感想でボロクソに言っていた自分は5巻でこんな感想を書いていいのか。なんたる優柔不断。と思われまいかと少しだけ悩んだが、「良いモノを良いと言いたい」ので手のひらを返して大絶賛する。


大東京トイボックスは最高だ。マサ編が自分的には納得できない点があるとしても、今回の『デス☆ハイ編』の太陽の苦悩と脱却はとても上手く描かれていて、その脱却方法にゼビウスを持ってくる点も東京トイボックスという物語からすれば必然と取れた。
実に大人の漫画である。自分が想像(理想)していた大東京トイボックスのチープさに赤面してしまう。
4巻の迷走から5巻にて開花。6巻ではもっと面白くなる。そう予感させる最高の出来だと思う。




余談。
後半の『太陽VS.太陽』はプラネテスを模しているとするならば、愛役はモモなのかなぁ……。


余談2。
巻末付録で2013年にはツイッター人口が数億人とか書かれていたがツイッターってそんなに流行っているの。仕組みをいくら勉強しても何一つ面白味を感じられない俺はおっさんなの?いや、おっさんでさえツイッターで呟いているなら俺って人類としてカウントされていていいの?(お前はブログで散々呟いているからだろ!!)

大東京トイボックス(5) (バーズコミックス)

大東京トイボックス(5) (バーズコミックス)