刀語第二話 『斬刀・鈍』

あらすじ:この世の全てを切り捨てる変体刀『斬刀・鈍』を探して、因幡藩へと向かう七花ととがめ。
『斬刀・鈍』の所有者、銀閣は凄腕の居合い切りの名人だった。


感想:
一話に比べて格段に面白くなった第二話。
七花の成長と銀閣の覚悟が上手く描かれていて、一時間のアニメとしてはあっという間でありながら余韻が残る傑作。
一話で指摘した『紙芝居アニメ』に関しては、自分以外にも多くの人が指摘したのか止め絵を極力減らそうとする努力が見えた。(セリフはやはり多い)
銀閣の必殺技が『ゼロ戦』とかけた『零閃』ってどうなん。自分がもし中学二年なら「ちょー面白い」と中二病を爆発させる事必至なのだが、いかんせん言い大人にもなると「こんな事を当時26歳の西尾維新は考えていたのか……駄洒落を26歳がシンケンに……頭が下がるなぁ……」となんだか悲しくなった。「抱腹絶刀を26歳が……頭が下がるなぁ……」


余談。
原作には、西尾維新カプコンへの格ゲーを願ってコマンド表が描かれているらしい。アニメを見ていても、「きっと何処ぞの同人サークルが製作していたりするのかなぁ」と格ゲー向きだと思った。
しかし、やるなら、いっそ刀語のみではなく西尾維新作品、いやいやファウスト作品総登場の……無理か!!(でも、カプコンのVS.みたいに、『刀語VS.戯言』とか、『奈津川サーガVS.鏡家サーガ』とか面白いと思うんだけどなぁ……)