ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ

あらすじ:「バカ正直のナオ」と呼ばれるほどお人よしな神崎直と天才詐欺師の秋山深一が謎の組織が主催する「嘘つきのゲーム」、『ライアーゲーム』に参加してその組織の全貌を暴こうとする話。そして、この劇場版はTVシリーズの続きとなる。ようは去年大不評を得たディケイドの「最終回は劇場で」商法を取り入れた映画。


感想:
ライアーゲームとは、カイジで言う所の「限定じゃんけん」のようなゲームが多く、閉鎖された空間で十数人の人間が互いの心理を読み取りながら騙しあい金を稼ぐゲームである。
その為、ドラマにしても一つのスタジオあれば事足りるので制作費が安くて済む。*1
そんな映画が劇場版となれば、そりゃ無駄に爆破シーンや銃撃戦があり無駄に金をかけたシーンが満載なのだろうと思っていたが、とてつもなく質素でTVシリーズと同じようにほぼ一つのスタジオが舞台だった。これはもしや「ドラマの視聴率が良かったから最終回はドラマでやる予定だったけど映画にしちゃうか」というプロデューサーの小汚い思惑があったのだろうかと邪推してしまった。きっとそんな馬鹿馬鹿しい事はないだろう。きっと!
内容は、ドラマ版の成功要因の一つである「キノコの暴れっぷり」が期待していたよりも無く、直の成長っぷりが凄かった。ドラマ版を観てから劇場版を観ないと分からない部分は「あの白髪頭だれ?」くらいのなので暇でゲーム理論とか好きな人にはお勧め。

*1:その為、第一シーズンは深夜放送だった