メシ喰うな( 町田町蔵)

はぃ、どうもブログ八回目。
11:00今、説教とほりエモン好きのハゲた教授の授業を受けています。『読書が大事』をテーマに授業内容を無視した話を繰り広げる教授にげんなりです。
『読書は大事だけど、他人に強制されて読む読書に意味なんかないと思います。』と、考えながらも、楯突くのもバカらしいのでアホな話を右から左に流して、後輩を盾に教授の視線を防ぎながら、最近買った『NHKにようこそ』を読んでました。
ここで一つマニアックな話を・・・(自己満な文なので普通人のあなたはスルーしたほうがいいと思います。)
NHK〜著者、滝本竜彦と人間の屑著者、町田康について』
どちらの作品もダメ人間が主人公です。元々両作家とも、お世辞でも素晴らしい人生を送っていないので、(滝本竜彦→大学中退でヒッキー。町田康→パンクロッカーだが売れなくなり、酒浸りでTVの時代劇を見て日々過ごす。)作中の主人公のキャラは作家そのものに近いと思います。ただ、二人ともダメ人間が主人公なのに、両者を比べるとかなりの違いを感じます。NHKははっきり言ってナルシストです。「僕、ダメ人間なんだ!すごいでしょ!だから、こんなバカな事しちゃうの。」なんて主張が見えたりします。主人公は自堕落な自分を否定しません。言葉で否定しても心の奥底で「そんな高度な思考を持つ僕は素敵でカッコイイ」なんて心境が見えます。(爆笑問題太田光が昔は無類の太宰治ファンだったが。ある日、太宰の作品に彼のナルシストぷりや悲劇のヒロインを気取ることに、所詮、太宰は読み手のことなんか考えてなくて、自分に酔ってるだけと気付き萎えたことに似ています。)例えるなら、自意識過剰な若手芸人のギャクです。意味
もなくテンションが高くて勢いで笑わせちゃうみたいな。それに比べ、人間の屑は違います。同じダメでも前向きに行動します。一見読んだだけでは主人公のダメさに読み手は嫌気がさすでしょう。でも、よくよく考えると主人公はダメではなく真面目な人物に気付きます。真面目がゆえに世渡り、処世術が下手だと。主人公の真面目さと世間の歪みが彼をダメ人間にしたとわかります。笑わせる為のギャクではなく努力したゆえのギャクは、はっきり言って面白いです。一発ギャグ対コントみないな感じです。
別に、滝本竜彦批判を書くつもりはありません。町田康芥川賞作家だし。同レベルの作家二人と考えることが厳かだと思います。
ただ、滝本竜彦がこのNHKを最高だったと言うのであれば彼は「所詮ライトノベル作家どまりだった。一発屋だな。」とか言われてしまうのが可哀相で…。つまり愛のムチってことで♪
ガンバレ!滝本竜彦!!ヒッキーしてないで作品だせ!!漫画の印税じゃ、一生食っていけないぞ!
町田康は…ライブに行きたい!あと、告白を文庫でだして、2000円は高すぎ…金あったら買うけど。
こんな長文書いても、アホな教授は目の前で、『司馬遼太郎を読まない、オマエラ大学生はクズだ』と叫んでいます。彼こそアホです。相手に合わせた話が出来なくて、自分の主張を押しつけるなんて…。どうせ、『日本人はアジアで一番幸せ♪中や韓は劣等人種だ』なんて考えていそうでムカつく野郎です。

てことで、またいつか。