コールドスナップ

またまたファウストVol.2に掲載されている作品。
えっ、もうウザイって、そんなにアンタが言うなら本を買うって?あぁ、ありがとう。ゆっくり読んでね。
読まない人は続いてこちらへ。


トム・ジョーンズの作品らしいです、僕は彼を知らないです。たぶん男だと感じるくらい。
ただ、それを訳した舞城王太郎は知ってます。めちゃくちゃな文体(誉めてますよ)で、大好きな作家です。町田康文体に似た一人称。内容はかなり難解でした。別にミステリーでは無いので最後は大団円てわけじゃないし…。アフリカ帰りの医者と精神病の妹の話です。話があっち行ったりこっち行ったりしますが、最後のシーンの主人公と妹の掛け合いがほのぼのしてちょっと泣けます。舞城王太郎って、言葉選びが乱暴だけど変に温かみがあって、本当に天才なんだなぁ。と思います。