宇宙戦争

家にDVDが転がっていたので見てみました。
トムクルーズが宇宙人に襲われたアメリカをうろうろする話。
ってそんな話じゃないだろ!!!と反感買いそうですが実際そんな話。宇宙戦争なんて大層なタイトルでも戦争というよえり一方的な虐殺。宇宙人強すぎ。そして最後はアレすぎ。
世界が同時に宇宙人に襲われている設定なのにアメリカ以外の映像はないので、なんとも視野の狭い話。スティーブン・スピルバーグが本当に監督したのか分からないくらいつまらない作品。
映画がCG技術とレイの家族愛の二つの見所があるといえばいい風に聞こえるかもしれないけど、はっきりいうとどっちが映画のテーマかわからない。宇宙人に襲われる地球が描きたいのか、レイと子供の家族愛を描きたいのか分からなかった。まぁ、原作は昔のSF小説なわけだからオチとかストーリーはしかたないと言うか文句言っても原作者死んでるし……、これをスティーブン・スピルバーグが最新CG技術で描く必要があったのか分からなかった。
親父はこの映画は現在の環境問題を訴えているんだ。
なんて言ってたけど、それは100年前にこの原作である小説を書いたH・G・ウェルズの訴えであり、これを現在に持ってきて映画化した監督が同じ事を言ってるなんて思うのはちょっとおかしくない?俺にすれば突然の圧倒的な武力の前では人類はなす術がない。テロの脅威を描いていくように見えた。
最後に、世界が一丸となり宇宙人と戦ってほしかったな。それが実現しない理想論であったとしても、映画なんだからそのくらいの夢をくれよ!

宇宙戦争 [DVD]

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