曖昧さ大好き日本人

別にジャニーズが好きな訳ではないのですが。
堂本剛さんのソロプロジェクト『ENDLICHERI☆ENDLICHERI』の「ソメイヨシノ」という曲は食わず嫌いをしていたが、聴いてみると意外と良い曲だと感じた昨今。
昨日の雨で近所の桜が少し散ってしまい、少しションボリしている今。
先日、友人の車でその公園の前を通った時、運転をしていた友人がその桜を見つめながら
「この桜を後何度見れるのだろうねぇ?40年くらいかな?それとも……」
と言っていました。
普段、そんな叙情な事をいう奴じゃなかったので、どうしたんだ!?と驚きました。
家に帰り、社会に出るといろいろと大変なんだなとしみじみ思いました。
でも、あんな台詞をもし女性に言われたら、俺はたぶん興奮して抱きつくか。それとも、
「何度だって見よう。40年なんて言わないで、もっともっと永遠に見ていこう」と愛を囁くのだろうなぁ。と思い、何故男に言われたのか。ちょっと残念。
Mステで聞いた話によると、堂本さんも母親に上のような事を言われて、それに触発されて「ソメイヨシノ」作ったらしいです。


就職意欲を出そうと、原付に乗り履歴書を買いにいきました。
書店に向かい文具コーナーを見ると、300円の履歴書。120円の履歴書。100円の履歴書。の三種類の履歴書を発見。
枚数はどれも3枚から4枚なのですが、履歴書の形式が違ったり紙の質が良かったり大きさが微妙に変化している。
さて、どれを買うかな?
300円の履歴書は確かに値段の価値がありそう。でも、さっき文具コーナーに向かう途中にサンボマスターの新アルバムを購入してしまった為にお金が無いから100円にしようかな。でも、100円の紙の質はすげぇ悪いし、なんだか落ちそう。じゃあ、間とって120円?
ここで長考。
昔話の舌きりスズメになぞり、大きな箱(ここでは300円の履歴書)は確かに大きくていかにもご利益がありそうだけど欲を張って痛い目を見るのは辛いし、てゆーか、履歴書の紙質や大きさじゃない。内容だろ。てことで、100円の履歴書(ここでは小さな箱)かな?自分の貧困さを人事相手にアピール出来るし、こうなったら北の国宜しくで泥の付いた3万円も同封して、ってそれは賄賂。まぁ金も無い事だし100円でいいかな?いいだろ?いいとも!!と元気に100円を掴む。
はっ!!!!
俺はなんで舌きりスズメを例に取って考えているんだ。ここは昔話の世界じゃない。リアルだ!現実世界!2006年!群馬!俺無職!!……む、無職なんだよね。
えぇーーい、凹むな!!
大きな箱と小さな箱なんて二者択一ではない、三択なのだから間を取って真ん中!!!
曖昧さ大好き日本人。
てことで、結局120円の履歴書購入。