晴耕雨読?

降る雨を眺めながら、俺は石川啄木の詩集を読む。
おぉー、俺って文学家。
て感じで、昨日買った本を読む。図書館で借りた『サイラス・マーナー』は、半分くらい読んで読了する事を諦めた。
サイラスを読んで分かった事がある。俺は海外文学とそりが合わない。どうも、あのリズム感の無い文章にイラついてしまう。サイラスにしても、お金を盗まれたサイラスが豪雨の中、外に飛び出して盗んだ犯人を探すシーンがあるのだが、「お、これは面白いかもしれない」とテンション高く次のページを開くと、サイラスの事など全く接せず延々と、酒場での酔っ払いの喧嘩をウジウジ数十ページで展開されたりすると、(まぁ、この話も後々サイラスと関係してくるんだけど、急にそんな話に代わっては歯痒い訳)「もう、なめんじゃねーぞ、早くサイラスの話に戻れよ」って思うわけですよ。てゆーか、あの本をもしサイラス視点の一人称話にすれば300ページも書かれないよ。半分の150ページになるって、映像化すれば2時間ドラマで終わるって。
とにかく、俺は海外文学に無理を感じ、今後一切読まない事を誓う。

閑話休題
えぇーと、最近の俺は何か大事な物を失っているような気がする。それも失った事を気にしていない。失った事への不安が無い。という状態になって困った。このままではいけないのに……。まぁ、ゴールデンウィークだからいいか。良くないか? 分からん。
あぁ、昨日理髪店に行って来たら、エビちゃんを目指していそうなお綺麗なお姉さんが助手としてついた。女性恐怖症が発症して怖くてたまらなかったので、出来上がった頭の出来に満足はいかなかったが言えずに帰った。帰宅後、美人度に比例して恐怖の大きさが増える事に気付き、もう人生を終えようかと真剣に悩んだ。


では、石川啄木の詩集から一首。

こころよく
我に働く仕事あれ
それを仕遂げて死なむと思ふ

はぁその通りだね。ぐすん、