SAW2

人が死に対して昂奮するのは、そのすぐ横に生があるからだ。
っていう格言めいた事を言った人は誰だっけ?
まぁいいや、とにかくこの映画の感想。
平たく言えばグロ映画ですよ。人間をいかにスリリングに殺すかを追求したような作品。前作の「SAW」もそんなグロ動画満載だったので今回は気合入れて食前食後を外して一人で見ましたけど。
あらすじは前作のような謎めいた話ではなく、男女数人がある部屋の閉じ込められてそこでジグソウと呼ばれるゲームマスターの指示に従い部屋から脱出する映画。
まぁ、CUBEが何も無い部屋からの謎を解いて脱出を描いた作品なら、こっちは凶器やトラップだらけの部屋からイカれて殺人鬼まがいに成り果てた仲間からいかに逃げるかという脱出そっちのけの映画。
それにしても、今回は気持ち悪かった。ネタバレになるけどあの針地獄のような所でもがくシーンなんて見ているこっちが痛くて堪らなかったよ。
TSUTAYAに行ったら、これのバッタモンが沢山並んであったけど、あれは全部こうゆう映像が収録されていると思うと寒気がする。こんなにバッタモンが出るという事は需要があると言うことなんだけど、みんなグロ映像好きなのかね。
これを見て「痛そう、キモーイ」とか言っているなら良いと思うけど。単に人がいろんな方法で殺される映像(映画だからもちろん実際とは違うけど)を楽しんで、アレ観て飯食うったり、ガハハハハって笑う人がもしいるといしたら怖いよね。だって、それはあれだけリアルに殺される映像を観ても感情移入が出来ないって事だもん。それは時として人の痛みが分からないという事になりかねないよ。もちろん、映画として観ているからそこまで考えていない。という人だっていると思うから一概にそうゆう人を危険視出来ないけどさ。
とにかく、ストーリーは滅茶苦茶で3への伏線張って終わったけど、ストーリー上意味もなく殺される人が多かったり、ジグソウの家では全員のサイドストーリーが明らかにならなかったり、作品としては不満の残るラストでした。
でも、「SAW3」が出たら借りちゃうんだろうなぁ。と思います。
怖いもの見たさで……。

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