進むべきだ。なりふり構わず進むべきだ。

昨日予告した通りに面接に行ってきた。
2時予定なので15分前に着き、15分立たされた。
本当に2時から面接。
脂ぎった所長とハゲの副所長、それに若手リーダーといった感じの茶髪の不健康そうなお兄さんの三人が面接官として対面に座る。
内容は予期していたよりも軽い内容で所長が確実に俺を取ろうとする気が無い事に気付く。副所長はしきりに腕時計を見ていた事によるとこの後会議でもあるのかもしれない。お茶髪さんは無気力な顔をしていた。
俺もその空気に気付いたので萎えて適当に答えていたら所長が何気なく言った一言に戸惑った。
「君は今求職活動しかしていないんだ、実家暮らしで、気楽でいいよね」
カチンっと漫画のように俺の中の何かが切れた。
俺は一度だってニートになってしまった事を良かったなんて思った事は無いし、こんな現状には恥ずかしさしかない。家族にだってこんな俺を養ってくれて感謝の弁は言い尽くせない。しかし、家族は俺からの感謝の言葉を求めているわけじゃなくて、きっと俺に就職して欲しいと願っていると思うから、言葉より行動で示そうとしているのに。この暮らしが気楽になんて思っていたらお前の会社に面接など行くか!? 無職者の辛さを何も知らないくせに勝手な事を言うなよ。
と、思ったが大人の心を持っていたので笑ってスルーした。副所長が苦笑いしていたのでたぶん俺の気持ちは彼には伝わったと思う。茶髪は天井を見ていた。
その後、市内勤務と求人されていたのに、市内は決まったから宇都宮支部に行く事になるけど良い? と訊かれた。
その時は、もうお前の下で働くなんて死んでも嫌だね。と心に誓った後なので笑顔で「何処でもいいですよ」と言い放つ。しかし、所長は「でも君長男だろ? 親御さんが反対するだろ」とまるで我が家に来た事があるように、両親から聞いて来たような話をする。両親は昔から「どこでも言って良い」って言ってるっちゅうねん。笑顔で無視。
その後、なあなあで終了。会社を出た後時計を見たら2時15分。
立たされた時間を返してい欲しい。


家に帰り、2時45分。
今週号の求人誌から目ぼしい会社を見つめてその為の履歴書を書く。あの会社からはまず採用通知は来ないはずだ。書いている途中に携帯が鳴り、友人が家の前に来る。
車に乗ったまま助手席から紙の封筒を渡される、中を見るとなんと先週から欲しいとブログに書いていた『信長の野望』が!!!
「遅れたけど誕生日プレゼント。さっきヤマダ電機行ったら2000円だったから買ってきた」
急な誕生日プレゼントに小躍りして喜び、友人に感謝の言葉を浴びせ捲る。
友人、そのまま帰宅。なんでも夜勤の仕事終わりだったので眠たかったとのこと。
家に入り、嬉々として履歴書書きに精を出す。
5時、封筒に入れて投函する為にコンビニへ出かける。雑誌を読書後、無事投函。

家に帰り、『信長の野望』をプレイしようかと思ったが、最近読んでいるキルケゴールの『死に至る病』を俺なりに解釈してノートに書き写す作業。(あまりの本の難解さからノートに書き取りながら読まないと理解できない)をする。凄くタメになる、絶望の生態や発生理由などが分かると不安が減る。フロイトが人が恐怖を感じるモノとは、「理解が出来ないモノ」と例えていた気がするが、絶望を少し理解できた俺は絶望に対する恐怖は減った。
それ以外にも、漢検の勉強やブログの整理と執筆、絵を描く(これは最近お休み中)、図書館の本を読む、等など。
やる事がありすぎて忙しくて信長をやる時間が出来そうない。でも、自分の好きな事をしているのだから文句は言えないし、時間とはないと嘆くものではなく作り出すものだ!と偉人の格言を元に睡眠時間を削ってでも信長を一時間はプレイしようと思う。


ちなみに明日の予定。

  • 午前9時、「死に至る病」の解読。
  • 午後12時、歯医者。
  • 午後2時、眼鏡店に勤めた友人の様子を見に伊勢崎へ。
  • 午後6時、夕食。
  • 午後7時、ブログを書く。
  • 午後8時、漢検の勉強。
  • 午後10時、上手くいけば信長をプレイ。

計画を立てても上手くいく自信はない。
でも、これが理想。
しかし、これに仕事を始めた場合、俺は寝る暇が無くなるのではないだろうか?
まぁ、先の事を考えても仕方ないか。今は今出来る精一杯の動きをしよう。