胸を叩けばビスケットは粉々……

とある崇高な名コメディアンはこう言った。
「人生に必要なものは、勇気と想像力とほんの少しのお金だ。」


とある崇高な名コメディアンはこうとも言った。
「そうだね。プロテインだね」


と、何が言いたいかといえば、パッション屋良はその一言に人生全てを投影していると言うことだ。何気ない一言ギャグが時として世相を反映してしまう事は多々ある。その「プロテインだね」の一言には、人間というものは体の大半を水で出来ている。水など道端に佇んでいればそこがゴビ砂漠でもない限りは天の恵みが降り注ぎ、人は他力的に水を得る事が出来る。しかし、人間というものは大半が水で出来ていても海月のようにゼリー体ではない。水以外にもいろいろと必要なのだ。それは鉄分であったりビタミンであったりカルシウムであったりする。そして、人間が動く為に必要不可欠な物の一つにたんぱく質がある。プロテインとは高たんぱく質の塊である。筋肉活動によって筋力を生むたんぱく質。つまりは人が何か行動を起こして培われる経験こそ心のたんぱく質であり、パッション屋良はその持ちネタによって全ての人間に『心のたんぱく質』を培ってくれ! とどのつまり、みんな心を大事にしろよ。と訴えかけているのだ。



って、たぶんそんな大層な事を考えて出来たネタじゃないと思うけど、今日の俺は「エヴィバディ、パッション」と声高々に放歌した。久々に運動した。今週号のオメガキングダムを読んだら、「お前らのようなニートは体だけが資産だろ、だから体を鍛えろ!!」の言葉に感化されて体を鍛え始めた。別にそれだけの理由ではない、履歴書を書いていたが上手くかけない為の腹いせもあった。『健全なる肉体には、健全なる魂が宿る』僕は、今まで「所詮おいらのようなクソ野郎にはクソ魂しか宿りませんよ」と愚図ついていたが、今はこの言葉の真意を理解できる。人など誰も健全ではないのだ。だから誰も健全な魂を持ってない。もし、持っている人がいたらその人はたぶん全てを達観している仙人だろう。誰も持っていない健全な魂は願うだけでは手に入らない。もちろんお金で手に入れようなど烏滸の沙汰だ。健全ある魂とは青い鳥と同じように求める者である。そして、その健全なる魂を手に入れる為に必要な要素が健全なる肉体なのだ。
と、いつものアホ理論で体を鍛え始めました。
体を動かすと鬱は解消するし、頭がスッキリするから一石二鳥だよね。