アルフォンス・ミゥシャ作品集

未だに『萌え』という観念がよく分からない俺だけど、ミゥシャの作品には『萌え』を感じる。それは性的な昂奮じゃなくて、一種の感嘆です。
後世にミゥシャ様式を残したミゥシャのポスター絵はまるで一枚のタロットカードのような洗練さと無駄の一切無いキャンバスの隅々まで使った技法を見るたびに、素直に「すげぇーなぁ」と見とれてしまい、昨日借りてから時間があれば作品集を捲り目を皿のようにして凝視してしまってます。絵画の作品集の感想なんて書きようが無いので簡潔に書いて、もし少しでも興味が湧いた人がいたならきっと見た方がいいと思う。特にWEBデザイナーとかグラッフィックデザイナーを志す人やそれ系統に興味がある人はきっと見て損は無いと思うよ。


そんな感じで、俺はすぐに感化されて絵を描いてみた。
背景をミゥシャっぽくしようと四苦八苦してこんなヘボ絵になってしまった。
でも、ミゥシャが絵を描き始めたのが21歳で、30代の頃の絵画は完成度がぶっ飛んでいるので、俺も30代くらいにはそれなりに描けるようになれば幸いだ。もちろん、才能の無い俺は無謀な挑戦だけどね。


個人的にお薦めな絵。
P40「犠牲」
P57「『イリュストラシアン』誌のクリスマス号の表紙」
P88「『メディア』のポスター」
P224、225「連作<四つの星>」
って、好きな絵はもっとあるけどね。一応ここら辺を紹介。

アルフォンス・ミュシャ作品集 新装版 アール・ヌーヴォーの華

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