少女ファイト①

「俺ってバレーとかあんまり興味無いし、ルールとかワカンネーんだよねぇ」と言っていた。友人に「少女ファイト」を貸した所、「うわぁ、長谷川ルミコ*1出てんじゃん!!こんなに大きくなって……」と丸で長谷川ルミコの叔父のような口調で懐古していました。
てことで、少女ファイトの感想を遅くなりましたがカキカキ。
内容は小学生時にバレー選手の姉を事故で亡くした主人公『練』は自身の天才的なバレーセンスを活かして姉の死を忘れようとバレーに打ち込む。その鬼気迫る練習に次第に仲間は離れていき、彼女はバレーで本気を出すことを諦める。そして中学に上がる……。
前作は漫画家と戦友というある意味二人のみでストーリーが出来る個人戦のような形でしたが、近作はテーマがバレーということもあり団体競技をあの「天才と凡人」が作品の共通テーマである日本橋ヨヲコがどう描くがポイントだと思う。練の天才っぷりを描くのは容易だが、その彼女を妬み・羨望する小雪の描き方がやはり一巻では少なめで2巻から始まる黒曜高校編ではもう存在しない。その代わりが漫画家志望のメガネ女子(名前忘れた)ならば、それはメガネ女子は練が好きなだけでバレーがしたいわけではないので(今の所)練とライバルとなりえる者の不在にちょっと不安だ。
しかし、俺的に言えば、日本橋ヨヲコの絵が見れるだけで嬉しいなぁ。ある意味自分の絵の描き方って日本橋ヨヲコから多大な影響を受けているし……。あぁ、笛子監督の目の描き方にウットリでんがな。

少女ファイト(1) (KCデラックス)

少女ファイト(1) (KCデラックス)

*1:日本橋ヨヲコの前作「G戦場ヘヴンズドア」にて登場したキャラクター。ちなみにその時は小学生