スクラップヘブン

俺がもし女だったら、キムタクに抱かれるよりもオダギリジョーだな。
って、感じでオダギリジョー出演の映画を鑑賞。
とあるバスジャックでたまたま乗り合わせた三人の男女が、世界の不条理に対して戦ったり逃げたり苦しんだりする話。
右目が義眼で、密かに爆弾作りが趣味の女性を栗山千明が演じているんだけど、この映画を観るまでは栗山千明ってキルビルのイメージしかなくて、テレビに出ていてもどこかぶっきらぼうな印象しかもっていなかた。例えるならば、デスノートを実際に持っていそうな女優第二位*1って感じ。とにかく怖いって気持ちがあった。しかし、劇中彼女が爆弾実験を成功させた時の笑顔なんてすげぇキュートだった。これが世にいう『クラスでは終始無表情の委員長(影のあだ名「ロボ長」)が実際話してみると表情豊かで笑うと見える八重歯が可愛くて、そんな意外な一面に男子クラスメイトの心がドキッドキ』ですか。しかし、残念な事に栗山千明の登場シーンは少なく、パッケージに出ているくせに何がしたかったのかよく分からない。いてもいなくてもどうにか話はできたんじゃねーの。的どうでもいいポジションだったのが悔やまれる。
後、ラストシーンは監督の言いたい事をイメージで伝えようとして失敗します。それまではすごく面白かったので本当に最後のあのシーンを差し替えてもらいたい。俺が監督だったら残ったアイツの独白で終わらせるんだけどな。
とにかく、映像は新鮮だし、オダギリジョーの演技は飄々としていて面白いし、栗山千明は可愛いし、主人公(名前忘れた)はいいスタンダードさを保っていた。

スクラップ・ヘブン [DVD]

スクラップ・ヘブン [DVD]

*1:ちなみに一位は柴咲コウ