フリッカー式
佐藤友哉の処女作であり、メフィスト賞に輝いた作品。
『フリッカー式』をやっと読み終える。
厚い本ではないが、内容が『強姦、監禁、殺人、強姦、近親相姦、強姦、近親相姦…………』とグログロなのでいっきに読む気力が出なかった。
内容はともかく、佐藤友哉が自分の生きてきた90年代を丸々小説に移した性で、比喩表現に当時のロックバンドや映画が出てきて、親近感を持った。
まだ、この作品はクリスマス・テロル(時期的には今読むべき本か?)より読めた。読後、本を壁に叩きつけるという凶行にも襲われなかった。
- 作者: 佐藤友哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/07/06
- メディア: 新書
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