仕事中に思った事(妄想篇)

仕事中、余りの眠気から、アホな事が立て続けに思い浮かんで死にたくなった。
以下は、仕事中に関わらずうわの空で考えていた事。


サザエさんに登場する磯野カツオがもし高校生まで成長したら、
特に夢も無く彼女もいないカツオは小学校からの付き合いの中島に呟く。
「なぁ、俺ってこんなつまらない毎日送ってなんになるんだろうな」
コンビニで買ったブリトーを食いながら中島は言う。
「なに、たそがれってんだよ。それよりお前の買った肉まん冷えちまうぞ」
「お前はいいよな。頭良いから入った進学校で彼女出来たんだろ?なんだっけ、イワシちゃんだっけ?」
「そんな弱弱しい女いるかっ?!真弓だよ。いい加減覚えてくれよ」
「あぁ、そんな名前だったな」
「お前だって小学生の時から好きだったユカリちゃんに告白すればよかったんだ」
「うるせぇーよ、ユカリちゃんは海外留学して今頃アメリカのナイスな外人と宜しくやってるさ」
「お、怒るなよ……まったくぅ」


中島と別れて、一人家路に着くカツオ。
そんなカツオの前に絶世の美少女が……、男にぼっこぼこに殴られいる。
絶句するカツオ、そして怖気付いて物影に隠れるカツオ。
一通り殴られて、男に罵倒され捨てられる美少女。鼻血を垂れ流しながら泣くその姿はカツオの短い人生上最高に虚しい場面だった。そんな虚しい美少女に声をかけるカツオ。
彼女は、類まれない美貌と容姿端麗だが、その人一倍の寂しがりと、ねずみ並みのお馬鹿さでいつも付き合う男に騙され、騙されたことすら分からず頓珍漢な言動を繰り返す事で暴力を振るわれるカツオでなくても誰もが哀れに思える最悪の恋愛を送る女子高生だった。
彼女は感謝の意思を性行為によって表そうとする。しかし、童貞のカツオはそれを納得できない。
しかし、彼女はお馬鹿なのか、義理堅いのか言い寄ってくる。抵抗するカツオ。
もつれ合う男女。そして、もがくカツオの肘が彼女の鼻骨にクリーンヒット。またあふれ出す鼻血。何故か笑う彼女。つられて笑うカツオ。
「何笑ってんの?」
「お前が笑うからだろ?それより鼻血拭けよ」
「うん。名前は?」
「磯野カツオ」
「あはは……」
「人の名前聞いて笑うなよ。失礼なヤツだな」
「だって、私、深海(ふかうみ)鮑って言うの。私達同じ海の仲間だね」
その名前を聞いたカツオは、親はどんな気持ちで「鮑」なんて名前を付けたのか不思議に思った。自分の事を棚に上げて……。



もうね、俺の中で「深海鮑」ちゃんのキャラが時を追うごとに着々と出来上がっていて、仕事中にも拘らず、鮑ちゃんの事を誰かに言いたくて堪らなくなってしまった。
しかし、急に横の人に「今、創作でサザエさんのサイドストーリーを作ったんですけど、聞いてくれませんか?」と言ったら確実にイカれた男なので黙っていた。
しかし、長谷川町子が生きていたらこのネタをすぐ送ったのになぁ……。



仕事中に思った事パート2
ブラックラグーンに登場する掃除屋ソーヤーが無性に気になり、これは俗に言う恋。ではなく、萌えなのだろうか?と人生初の二次元萌えを体験する。
印刷屋だけに紙とインクは腐るほど(比喩ではなく現に隅ではインクが腐っている)あるので、それを用いてソーヤーを描きたい衝動に駆られたが、仕事中だということもあり、また急に要らない紙にチェーンソーを持ったゴスパン系のファッションの女子を描き始めたら、確実にイカれていると思われるので止めた。もし、海が近かったら砂浜にソーヤーを描いて波が消してくれるのに……。馬鹿。