馬鹿虫

どうも、kobachiさんの脳内彼女ビオです。
現在、kobachiさんは探偵儀式に夢中なので、変わって私が今日起こったことを書きたいと思います。
まず、今日の朝は、ビジネスホテルの一室から始まりました。
kobachiさんは恥も外観も気にせず、無料サービスとしてロビーに配られていたおにぎりをむしゃむしゃとほうばっていました。私が、数に限りがあります。って張り紙があるんだからほかの人の分を考えて食べたほうがいいんじゃ……。と恐る恐る言うと「うっさいなぁ。この世は弱肉強食だろ。早い者勝ちなんだよ」とすごい剣幕で怒りました。この人、家を出てからがめつくなりました。
その後、チェックアウトを済ませ、沖縄らしい所に行ってみようと、首里城を目指しモノレールに揺られたのですが、モノレール駅から首里城までちょっと距離があり、駅から首里城前まで100円バスが出ていたので、今日は暑いから乗りましょうよ。と彼に言うと、100円が勿体無い。と私の案を拒否、私たちは炎天下の中歩きました。途中で彼は「熱中症になる」と言い訳をして500ℓのペットボトルを買いました。ペットボトルの値段、150円。へっ、何が100円の無駄ですかね。大体、kobachiさんはいつも無計画すぎるんですよ。思えばあの時やあの時、あれだってもっと計画的にやっていれば……。おっと、ついつい愚痴ってしまいましたね。御免なさい。
なにわともあれ、首里城に汗だくでたどり着いた私たちは観覧料を払わなければいけない所まで行くと帰りました。彼の提案(駄々)でまた帰りも歩きでした。
その後、モノレールをいたくお気にめなさったkobachiさんと、モノレール旅行。ぶらり途中下車感覚で立ち寄った駅の案内板に『満湖』なる湖があると記載されていたことに、小学生並みの低脳さの彼は大爆笑で「是非、この卑猥なる湖を見に行こう。いやぁ、オーストラリアのエアーズロックをそこの原住民が『地球のヘソ』と言っていたが、まさかこの日本に地球が女性である事を示す……」呆れました。なんだか、こんな人間生きていてはいけないような気がしてなりませんでした。明日、うまい口実を作って万座毛に連れて行き、そこから突き落としてやる事にしましょう。
ともあれ、所詮私は彼の脳内の存在。彼の好きな「ひぐらしのなく頃に」的に言えば、皆殺し編までの羽入のようなものです。あうあうあう、だめなのですよkobachiさ〜ん。
彼の赴くまま「漫湖」に向かいました。
向かう途中も彼は「漫湖公園」の文字に爆笑して、そこに生えている木を……。書くのが馬鹿らしくなってきたので割愛します。ごめんなさい。
目的地の「漫湖」は、干上がっていました。ムツゴロウみたいな物が干上がった土からぴょこっと飛び出してきました。それを見た彼は言います。「濡れてねーなぁ」なんというのでしょう。私の中に殺意というものが沸々と沸き、やっぱ殺しとくべきだった。と後悔の念が頭をよぎりました。
干上がった沼のようなものを見ていても仕方ないので、私たちは早々にその場を去り、特に行く所もなくなった私たちは、彼のムサい髪の毛をどうかしようという事になりました。なにぶん右も左も分からない場所です。当然の如く理髪店の場所など分かりませんでした。きょろきょろと辺りを見回しながら歩いていると、急に彼は奮い立つように言いました。
「俺、美容室に行く!」
私はすかさず返します。
「何で?」
「俺、今まで理髪店や床屋には行ったことあがるけど、美容室はない」
「だから?」
「お洒落になってくる」
「その発言が痛いわ。その発言してしまった時点でもう無理よ」
「お前だって俺がお洒落ヘッドなほうがいいだろ」
「まぁ、確かに今の頭はパチンコで生計を立てていそうな無精にもほどがある頭だもんね」
「ちょっくら行って来るわ」
「あっ、こ、kobachiさん……」
行ってしまいました。世界を知らないkobachiさん、美容室ってのは基本予約制よ。そして、男子NGな美容室も存在するのよ。それ分かってないでしょ……。まぁ、いいです。失敗から学べばいいのです。彼の好きな「ひぐらしのなく頃に」風に言えば、鬼隠し編があったからこそ、罪滅ぼし編でレナを止められたと言うことです。
国際通り三越でぶらぶらしていると、短髪になった彼が飄然として現れました。
「あら、随分髪を切ったのね」「まぁね」「それよりさ、俺って現地人臭いのなか?」「なんで、どこ歩いても観光客として対応してくれないんだよ」「それは、あなたが観光目的で来ている訳じゃないからじゃない。逃避行の危ない匂いが染み出ているのよ」「あぁーね」
簡単に納得しました。扱いやすいのです。馬鹿ですから。
髪を切った彼とまたモノレールに乗り、おもいまちへ行きました。
そこのある大型ショッピングモールに内在する映画館にて「ダイハード4.0」を鑑賞。ちなみに、昨日もこの映画館にて「ゾディアック」を観ました。沖縄に来てまで映画三昧。
鑑賞後、この漫画喫茶に至る訳です。
毎日がこんな感じに無計画に進みます。
kobachiさんは、夕食に訪れたガストで、横のテーブルのカップルの会話を盗み聞きして、旅の始まりからメモや戯言を書き込むノートにそのカップルの会話によって得た情報を書き込み、カップルが退席した後に「俺の意見を言おう、あのカップルの会話聞いていたか?」「あなたみたいに悪趣味じゃないわ」「では、あれをカップルだと思ったわけだな」「違うの?仲良さそうな雰囲気だったけど」「馬鹿が!!あれはカップルではない、まず会話中に女性が積極的に問い、男が回答者に徹していた。そこから女が男に興味があると伺える。そして、会話中に男は”エロDVDを彼女に捨てられた”と言っている戸所から、男には彼女がいる事が分かる。また、それを聞いた女はその男に同情の念を表している。これはどう見てもおかしい。女性が男のエロDVDを勝手に捨てられた悲しみが分かるものか。ようわ女は安易に男に同調したに過ぎない。何故同調する。同じ悲しみを分かち合おうとする。それは一つ、女は男に”私は分かる”的仲間意識を植え付けたかったのだ。そして、会話中盤に女は”ねぇ、真面目な相談しない”や”サークル内で恋愛の相談をすることってどう思う?”など、意味深な質問ばかりする。これは、どうにかしてその男と自分にだけ分かる繋がりを求めた結果だ。ではなぜ繋がりを求める。それは言わずとも分かろう。互いを特殊な結びつかせたかったのだ。女の真意はこれだ『男を奪いたい。彼氏にしたい』だ。どうだ、ビオここまで推理したか?」「kobachiさん、あなた時に物凄く馬鹿で無駄な才能の持ち主よね」「褒めてる?」「はいはい。褒めてる褒めてる」嘘だけど。



あぁ、今日はなんだか疲れました。
kobachiさんは、探偵儀式からニコニコ動画に移り、「絶望先生」を見ては感嘆しています。
ではみなさん、今日はこの辺で。