MIND GAME

あらすじ:幼馴染のみょんちゃんを助けた主人公は、その夜みょんチャンの働く居酒屋にご馳走になる。しかし、そこにはみょんちゃんの婚約相手やヤクザが現れ、主人公は殺されてしまう。


感想:まぁ、最初の10分だけは面白かった。主人公が死ぬまでは面白かった。
ただ、鬼畜と呼ばれようがあえて言おう『みょんちゃんはあの場面では犯されるべきだ!!』いや、もっと欲を言えば『お姐さんが犯されてみょんちゃんは犯された後に殺されるべきなんだ』視聴済みの方からすれば「この屑野郎!!人でなし!!」と思うかもしれないが、あの場所で主人公に圧倒的な絶望を与えて、その生きがいを蹂躙する事によって主人公の生きる事にがむしゃらになる姿が強調されるのに。なんで、そこまでしなかったのか……。
中盤のセックスシーンを観て、この監督は性を聖と捉えているんだと思い少しは納得できたが、生きるって事はエゴだろ。エゴを押し付けることが自主的な『生きる』なのになんでそれに気付かんのか……。
ともかく、世間的には大絶賛の映画らしいが、僕的にはとてもとてもそうには見えないのでお勧めできません。
あと、抽象的な演出が多すぎるので……。えぇ、文章で50ページかけた場面描写を、一枚絵を三秒映すだけで分からせるのが映像の利点だと思うので、「楽しい」と一言言えばいい場面で抽象的な描写を多用しては、言葉でなく映像で分からせるのってなんか馬鹿らしくないか? 
いや、僕が馬鹿なんだと思うけど……。
僕が間違っているかもしれんから誰か偉い人解説(反論)求む。


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