お前とお前と、お前は生きろ!!俺は死ね!

「生きる事は今にも切れそうな、か細い蜘蛛の糸を渡るようなものです」
と、誰かが言っていた。


昨日の朝、何気なくテレビを観ていたら、難病を患った少女のドキュメントを放送していた。少女は病気を患った当時、「なんで、なんで私なの?! 私はこれまで部活も勉強も頑張ってきた。それなのに、なんで?!」と不条理を呪い、あたり散らしていたらしい。
なんというか、「代われるもんなら、代わってやりてぇーよ。学生時代に部活も学業も頑張っていなかった、くせに健康にここまで生きてきて本当に申し訳ねーよ」と泣いた。
朝から泣いた。
一人部屋の中で、TVに向かって泣いた。
もう、ダメだった。



昨日の晩。
難病の少女をすっかり忘れて、『臨死!!江古田ちゃん』の三巻を読みながら、「ぶはっ、江古田ちゃんは何時読んでも面白いなぁ。つーか、江古田ちゃんは年齢がずっと24歳キープなのか。あらあらいつの間にか、おいらが年上になってしまったよ」なんて、寝転んで笑いすぎてちょちょぎれた涙を拭っていたら、BGMとして付けていたTVから、情熱大陸が始まった。その時の情熱大陸は特別番組で「U−25特集」と銘打って、世界中で頑張る25歳以下の男女を特集するモノだった。
右手に持つ江古田ちゃん(24)、
老後が俄然不安な人生を送る男(25)
TVに映し出される世界中で頑張る人々(20〜25)
なんだろう、この絶望感。