コードギアスR2 #24 「ダモクレス の 空」

忘れていたよ。完璧に忘れていたよ。
マクロスにばっかり気を取られていて、今の今まですっかり忘れていたよ。
そうさ、これは開き直りさ。じつに大人気ないだろ?




ルルーシュ皇帝シャルルは昨日を求めた。あなたは今日を。だが俺は明日が欲しい
シュナイゼル明日は今日より悪くなるかもしれない
ルルーシュいーや、良くなる。例えどれだけ時間が掛かろうと人は幸せを求め続けるから
これはまた訂正と謝罪が必要になったようだね。
マクロス最終回に於いて、河森監督の言葉は人類補完計画への返答だった。と昨日書いたけど。
コードギアスも谷口監督からの返答だったようだ。
河森監督はマクロスに於いて、人間愛という観点から答え。
谷口監督はコードギアスを使って、人の歴史という観点から答えた。
河森監督が、男女の横の繋がり(恋愛)を軸とした場合、谷口監督は人間の日々の歩みという縦軸(時間という常に一定方向に流れるモノ)から、答えを出した。とも言えるだろう。
こりゃ、あの「きもちわるい…………終劇。」から十数年。誰もが競ってエヴァをパクリ、世界系
という誰が造ったか分からない定義すら曖昧な言葉に踊らされ続けてきた日本でやっと新しい扉が開こうとしているように思えるよ。
それはまるで90年代、猪木&馬場が去ったプロレスをショーとしてしてきたプロレス団体と、プロレスをショーを割り切って安心して観る視聴者に向けて破壊王橋本を倒した小川直也が叫んだ「新日本プロレスファンの皆様、目を覚ましてください!」の言葉の如く。
しかし、コードギアスは今回で終わりでない。
次回が最終回である。そうなれば、展開はもう一転、いやいや、二転三転してもおかしくない。
どうなるコードギアス!!
どうなる日本アニメの明日!!


余談。
谷口監督のアニメってガンソードといい、コードギアスといい、最後の敵っていつも欲がない人として虫酸が走る正義を振りかざす存在だよね。
健全な魂さえあれば、きっと誰よりも正義を求めた存在なのに、屈折した魂を持ち合わせたが為にその思想は屈折し、他者からすれば悪にすら見える粗暴なモノを振りかざす存在。それが谷口アニメのラスボス。