フランケン・ふらん/木々津克久
「ヘレンESP」から「フランケンふらん」で木々津先生の作品を読むと心が折れます。ポッキリと。
あらすじ:天才外科医の最高傑作品である「ふらん」ちゃんが困っている人や死にかけている人に合いの手もとい愛の手を差し出すハートフルストーリー。
という名目のメディカルホラー。
感想:一巻しか読んでいないけど、とにかくグロい。そして、BADENDが多すぎる。
スクイズを初めて知ったときに、「誠死ね」よりも、どれだけのBADENDが用意されているか知りたくて、ニコ動を駆け巡って、BADENDを見るたびに「ひでぇ」とか「昼ドラみたい」と面白がっていたが、ふらんはもう、なんとうか数話でお腹一杯になっちゃうね。
一巻も2話の「さなぎ」を読み終えた辺りで、気持ち悪くなってきた。いや、ちゃんと全話読み終えて感想を書いてますけど。
ふらんの純粋さとヘレンの純粋さは共通するものがあるだろうけど、なんとうかふらんの純粋さって暴力的だ。それが魅力でもあるんだけど、その子供が蝶を助けるためにくもの巣と蜘蛛を滅するような自己の肯定の為なら後は我関せずの精神がじつはこの漫画の一番の怖さだと思います。
食後食前にお読みになるのはやめたほうが懸命です。
- 作者: 木々津克久
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: コミック
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