フランケン・ふらん2巻

フランの妹ヴェロニカが登場する二巻。
一巻同様、とてもとてもグロくハッピーエンドなんて皆無の漫画なので、毎度お腹一杯です。
ただ、二巻になって、漫画に方向性が見えてきたように思えます。
一巻ではやりたいネタをやる。という手当たり次第で纏まりがない話でしたが。二巻になり、ブラックジャックへのアンチテーゼというかリスペクトの見える話が多くなったように思えます。
たとえば、雪の降るアノ話。あれの出だしは巻末でも書かれていますがブラックジャックの丸パクリ。そして、ヴェロニカの「苦しい生より安楽な死」はドクターキリコを。それに対するふらんの「私の手は人を活かすために作られた」はもはやブラックジャック。しかし、ふらんの活かす方法が、生命維持装置でも、人工心肺でもなんでも付けてとにかく生命活動をしていればそれで良し。という異常さがこの漫画の肝であり、ブラックジャックとは確実に一線を介していると思われます。

フランケン・ふらん 2 (チャンピオンREDコミックス)

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