オタクはすでに死んでいる/岡田斗司夫

感想:
俺って岡田斗司夫が大嫌いなんだ。
太っていた時から嫌いだし、痩せてからも嫌いなんだ。
あの高慢な口調を聞くと、虫唾が走るというか「もうお前の自慢はコリゴリだからっ!!」って言いたくなるわけよ。
でも、嫌い嫌い言う事は簡単だから、あえて岡田斗司夫の本を読んだ。
あえて、嫌いな人間の主張を確認して俺が嫌いな本質を見極めようとしてみた。


簡単にこの本を紹介すると、岡田斗司夫がオタクや日本のSFの歴史を話して、「俺、物知りでしょ?」って感じの本。


やっぱ嫌い。お前の基準が全てかよ。


共感した点は、岡田斗司夫がオタクの定義を「好きなモノを自分で選ぶ事が出来る人間」と称していた所(好きなモノを自分で選ぶ事が出来ない人間を情弱的な扱いにしているのもどうかと思うけど!!)
オタクの多様化によって、お宅同士の最低限知識が失われてバラバラになった辺りの話は、ニコニコ動画の初期から今に至るまでの流れ、そのままでそれはそれで納得。
岡田斗司夫が言いたかった事は、『俺が認めるオタクが減ったからオタクはすでに死んでいる』んだって!!

オタクはすでに死んでいる (新潮新書)

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